Beat46・中級WEBドラム教室[md003-49]

【ハイハットワーク04-03】

 ハイハットを8分音符で踏む形を前号までに解説してきましたが、今回からは、その形にバスドラムのキックを加えていきましょう。
 今回からはまず、4分音符のキックを加えた形です。
 譜面を見てください。
言うまでもなく、バスドラムをキックする時には、同時にハイハットも踏むことになりますね。
手(スティック)の場合は、基本的に、両手の音を同時に鳴らす場合、その前の振り上げのタイミングは両手とも同じです。
(但し、両手共に4分、8分、16分音符のいずれかの場合。どちらか一方が3連符である場合は除く。両方とも三連符の場合は同じタイミング。)
しかし、両足で同時に音を鳴らす場合は、そのための直前の引き上げのタイミングは同じとは限りません。
むしろ、違うことの方が多いです。
 ハイハットを踏んで音を出す場合、音を出す直前ギリギリまで閉じておく、と述べました。
バスドラムのキックにこのやりかたを当てはめてしまうと、「音が刺さるような感じ、痛い音、むやみに大きい音」、となってしまいます。
通常、バスドラムを4分音符でキックする時、直前のビーターの引き上がったタイミングは16分音符の4つ目、あるいはテンポが速ければ、8分音符のウラ、でしたね?
 ところが、ハイハットを踏みながらだと、キックも同じ動きにしてしまうことが多い。
そうなる理由は主にふたつあります。
 ひとつは、同時に音を鳴らすのであれば、両足共同じ動きの方がやりやすいので、素早く動かすハイハットの動きにバスドラムを合わせてしまう、ということ。
こうなると、バスドラムの音は上記「」のようになってしまう。
もちろん、その逆の、バスドラムのキックに合わせてハイハットも踏んでしまう、という場合もあり、これだとハイハットの踏みの動きがユルくなってしまいます。
 もうひとつは、両足とも引き上げている時間が生まれるので、その時間を極力短くして、上体がふらつかないようにしようとするため、ということです。
 「ハイハットワーク03-04」でも、このあたりのことは解説しており、内容が重複しますが、それも含めて、次号で解説します。

2014年03月15日発行第507号掲載

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