Beat46・中級WEBドラム教室[md003-37]

【ハイハットワーク03-02】

 ハイハットを踏んで音を出す、その具体的な解説に進んでいきますが、その前に再度、ハイハットスタンドと、2枚のハイハットシンバルのセッティングを再度チェックしたいと思います。

(1)まず、スタンドのバネの強さは、「最強」にしてください。
足の強化の意味もありますが、バネが緩すぎると、仮に足を素早く動かせても、その動きにハイハットの方がついて来てくれなくなります。(このことについては、後にまた触れます。)

(2)それから、2枚のシンバルの開き具合は2〜2.5センチ程度に。
3センチを超えるとコントロールがしづらくなります。
個人差はあると思いますが、開き具合は狭すぎても広すぎてもダメです。自分の理想の開き具合を模索してください。

(3)トップシンバルと、中心の細い心棒を固定させる、「クラッチ」のネジは、最大限キツく締めてください。
手締めの範囲だと、踏みを繰り返すうちに緩んで、2枚のシンバルが開き過ぎてしまい、フットワークが継続出来なくなる可能性がとても高いです。
2本のスティックでネジのアタマを挟んで、スティックをまわして締めると、指の力以上の力でキツく締められます。
その際、手でシンバルを押してしまうことになっても、大丈夫です。
このクラッチ部分のネジは、技術が進歩した今でも、やはり緩みやすい構造になっています。
一旦演奏が始まったら、途中で締め直すことは困難ですから、演奏前にしっかり締めておいてください。

(4)ボトムシンバルの傾き具合の調整も忘れずに。足を離した状態でも、2枚のシンバルが軽く触れ合っている状態にします。
開き具合を広めにしている人は、足を離した時に触れ合ってなくてもいいですが、極力2枚が離れないように。
ボトムの傾きをあまり大きくしすぎると、踏みづらくなりますから、開き具合の限度も、このことからおのずと決まって来る、と言えるでしょう。

セッティングについての詳しいことは、「ハイハットワーク01-02〜01-04」を再度、お読みください。

2013年12月21日発行第495号掲載

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