Beat46・中級WEBドラム教室[md003-38]

【ハイハットワーク03-03】

 では、ハイハットを踏んで音を出す、実際の演奏に入っていきましょう。(前フリが長かったですが・笑)
 譜面を見てください。
まずは4分音符で踏んでいくわけですが、テンポは極端なスローから行ってください。
メトロノームの数値が60〜70ぐらいです。
 足の使い方ですが、フットボードに乗せて押さえている部分、つまり、指の関節から先の部分を「一瞬浮かせて、素早く踏み込む。」という形です。
この、浮かせる=緩める→踏み込む=閉める、という動作を、最大限に素早くやってください。
これが、踏んで音を出す形の基本です。
 つまり、音と音の間は、ギリギリまで閉じておく、ということで、スティックでショットするオープン/クローズの時とは、決定的に違います。
開ける(緩める)時間を、限界まで短くする、ということです。
テンポがスローですから、音と音の間の時間がとても長い。
ですから、「テンポキープのために、ヒザ、カカトを引き上げる動作は行っても良いが、引き上げても2枚のハイハットシンバルは開いては(緩めては)ならない。」ということをお忘れなく。
引き上げたヒザ、カカトを降ろすのと同時に、足の関節から指先部分でフットボードを突っつく感じです。
 突っつく、と言っても、一瞬、浮かせるようにしないと、2枚のシンバルは開きませんね?
では、どの程度開くのか?
これは、元々セッティングの段階での開き具合の半分、どんなに大きくても3分の2程度でいいのです。
目一杯開くと、ペダルの先端のチェーンと、中心の心棒をつなぐパーツがスタンドの柱の下部に当たった衝撃が、心棒を通じてトップ(上)のシンバルに伝わり、不快な音がします。
つまり、トップのシンバルの動く範囲=振幅は非常に小さい範囲に限られ、その小さい振幅の範囲で、しっかり音を出さなければならない、ということです。
 振幅が大きいと、速い動きはやりづらくなることは言うまでもありません。
 次回に続きます。

2013年12月28日発行第496号掲載

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