Beat46・中級WEBドラム教室[md003-53]

【ハイハットワーク04-07】

 前号の続きです。
 ハイハットを踏んで音を出すのと、バスドラムのキックにおいては、それぞれ足の使い方が違う、ということは繰り返し述べて来ました。
バスドラムのキックの動きに合わせてハイハットを踏むと、ハイハットを閉じている時間が短くなります。
つまり、開いている時間が長くなる。
長くなるだけなら良いが、ハイハットが開いている時間が長いということは、2枚のハイハットシンバルが離れて行く速度も落ちる。
すると、わずかですが2枚のシンバルが当たる音、触れ合う音がすることがあります。
 また、開いた状態から、踏んで音を出し、2枚のシンバルがぶつかった衝撃が消えないうちに再び開いて行く、ということになるので、これもやはり、シンバルの不要な音が鳴ることが多いです。
逆に、ハイハットを踏む方の足の動きに合わせてバスドラムをキックすれば、バスドラムの音が強くなりすぎる、耳に刺さるような痛い音となり、音量の調節も出来なくなる、ということは、これまでにも述べましたね?
 もちろん、テンポが速くなれば、ハイハットを結果的に音と音の間で開かなくては間に合わなくなり、バスドラムのキックの動きと同じになる、ということはあります。
しかしこれはあくまでも、テンポが速い場合であり、閉じている時間を長くして素早く開閉出来るその速度(テンポ)の限界を出来るだけ高くすることが理想です。
仮に、テンポ180の4分音符をその動きで踏めるならば、テンポ90の8分音符でも同様に踏める、ということですね。
速い音符を4分音符として捉えると忙しないので、8分音符と捉えてテンポアップをはかると良いでしょう。

2014年04月12日発行第511号掲載

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