Beat46・中級WEBドラム教室[md003-52]

【ハイハットワーク04-06】

 今回も、バスドラムのキックのリズムを変えた形、新しいバリエーションです。
 譜面を見てください。
バスドラムは、4拍とも8分音符ウラに入れる形です。
また、譜面上半分の部分は、エイトビートに於ける、両手の動きです。
 シンバルの刻みは、ライドシンバルを使います。
ハイハットは8分音符を踏んで鳴らしますが、バスドラムが8分音符ウラですから、当然すべての拍に於いて、「ハイハットを踏む方が先」となります。
(前号はバスドラムが3、4拍目だけ8分音符のウラでしたね?)
各拍に於いて、ハイハットが先なわけだから、「ハイハットを基本としてリズムキープする」という感覚を得やすいと思います。
 繰り返しになりますが、ハイハットを踏む動きは、ギリギリ迄閉じておいて素早く開閉する。
一方バスドラムは、原則、音を出すタイミングの音符1つ分前でビーターが最大限引き上がっている、というタイミング。
(音符1つ分とは、8ビート、16ビートなら、16分音符1つ分、乃至は8分音符1つ分)
ですから、この譜面の通りに演奏する場合、バスドラムのビーターが引き上がった時、ハイハットはまだ閉じている。
そして、引き上がったビーターが打面に向かって降りて行く過程で、出来る限り打面に当たる直前でハイハットは開き、そして、ハイハットの踏み=2枚のハイハットが閉じられるタイミングと、バスドラムペダルのビーターが打面に当たるタイミング、この二つをぴったり揃える、ということですね。
 つまり、両足の動き、使い方はまったく違っていて、動かすスピードも違います。
違うスピードで動いているもの同士、着地のタイミングを合わせるのは難しいです。
ついつい、両足同じ動かし方で合わせようとしてしまうと思います。
ハイハットを基本としてタイミングをとる、といっても、当然、バスドラム単独での動きも安定していないと、双方のタイミングを合わせることは出来ませんね。
 次回に続きます。

2014年04月05日発行第510号掲載

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