Beat46・中級WEBドラム教室[md003-51]

【ハイハットワーク04-05】

 さて今回は、バスドラムのキックのリズムを、前号とは少し変えてみながら、「ハイハットを基本としてキープをする。」ということを確かめてみたいと思います。
 譜面を見てください。
ハイハットを8分音符で踏む、という形はそのまま、バスドラムは、1、2拍目が4分音符、3、4拍目は8分音符ウラでキックします。
 バスドラムがオモテ(=4分音符)からウラへと変わるため、タイミングを頭の中でちょっと考えますよね?
8分音符で踏むハイハットの動きが安定していれば、そのハイハットの音を基本に、バスドラムの音をはめ込めば良いわけですが、逆にバスドラムの音を基本にしてしまうと、8分音符ひとつの間隔=長さにムラが生じやすくなるはずです。
バスドラムの音の間隔は、譜面の形を繰り返す場合、4拍目から次の1拍目にかけて8分音符の連打になる以外は、1拍以上の間隔が開きますから、キープはしづらい。
 仮に、このバスドラムの動きを、単独で行う場合、4分音符の速さ=テンポを意識しつつ、その間の「ウラ」もとらえつつキックしますよね?
つまり、頭の中では、オモテとウラで若干強弱のついた8分音符をイメージする=鳴らすはずです。
今は、その8分音符をハイハットで具体的に音として鳴らすわけだから、やはりそのハイハットの8分音符を基本としてバスドラムをキックする方が安定する、ということになります。
 前号と重複しますが、連続する一種類の音符の繰り返しを基本とする方が演奏は安定します。
メトロノームを4分音符や、時として8分音符で鳴らし続けることからもおわかりでしょう。
もっとも、利き足とは違う方の足でハイハットを操るわけですから、そう簡単に安定して踏み続けることは出来ないと思います。
速いテンポで練習して、足をいじめることも必要ですが、ゆっくり目のテンポで、長い時間踏み続ける、という練習もポイントになります。
 はい、近道はありません(笑)

2014年03月29日発行第509号掲載

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