Beat46・中級WEBドラム教室[md003-43]

【ハイハットワーク03-08】

 さて、今回はまた別の形のハイハットワークです。
 譜面を見てください。
前号までと違うのは、ハイハットを踏むのが2、4拍のみで、1、3拍は踏まない、ということです。
この、ハイハットを2、4拍で踏むという動きは、4拍子の中の2、4拍を強調する、という意味でポイントとなり得ます。
 強調する部分で音を出し、そうでない部分は音を出さない、ということ。
ジャズのフォービートのプレイに於いては、基本となる踏み方です。
ハイハットを踏むことそのものに慣れてしまえば、全拍踏む、つまり4分音符で踏み続ける方がやりやすい筈です。
 しかし、4拍子の中で、4拍共同じ強さであるのと、2、4拍だけが強いのとでは、ずいぶん違うニュアンスになります。
2、4拍を強調する方が、リズム、ビートに立体感が生まれる。
 例えば、両手とB.Dでソロをやりながらハイハットを踏むのでも、4拍全部音を出しながらと、2、4拍だけ音を出すのとでは、全体として違って聞こえます。
2、4拍だけ踏む方が、大きなリズムのウネリを表現出来る、とも言えます。
 ところで、ハイハットの音を出さない1、3拍の部分を、「から踏み」する、という方法もあります。
踏む、ということでは4拍すべて音を出すのと同じですが、足の使い方がまったく違うし、楽器の音として出るのは2、4拍だけですから、から踏みをしても、2、4拍は強調される形は変わらないでしょう。
後は、演奏者自身が、そう感じて演奏するか否か、ということです。
 ただ、この、から踏みを交えつつ、2、4拍で踏んで音を出す、という繰り返しも、テンポが速くなるにつれ、だんだんキツくなって来ますね?。
ですので、結果として「1、3拍でから踏みはせず、2、4拍でハイハットを踏んで音を出すのみ」の動きも、出来ておいた方が良いでしょう。
 次回に続きます。

2014年02月01日発行第501号掲載

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