Beat46・中級WEBドラム教室[md003-41]

【ハイハットワーク03-06】

 前号からの続きです。
 「ヒザ、カカトの頂点まで引き上がるタイミングは、音を出すタイミングの音符1つ分前。」と述べましたが、スローテンポなら16分音符1つ分前、速いテンポなら、8分音符1つ分前、ということで良いでしょう。
 譜面のように4分音符でハイハットとバスドラムを鳴らすならば、各拍の、16分音符4つ目のタイミングが16分音符1つ分前であり、各拍の8分音符ウラのタイミングが8分音符1つ分前、ということですね。
また、8ビートのノリならば8分音符1つ分前で、16ビートならば16分音符1つ分前で、それぞれヒザ、カカトを頂点まで、引き上げる、ということでも良い。
 踏んで出す音が速い、あるいはテンポが速い時に、16分音符1つ前分から8分音符1つ分前に変わるのは構いません。
また、ヒザ、カカトの引き上げの大きさも、テンポや音符が速くなれば小さくなって行くのは必然です。
これはスティックコントロールと同じ理屈、と考えれば良いでしょう。
 また、ハイハットを踏んで音を鳴らすことも含めて演奏を考えた場合、「身体の重心を、少しだけハイハット寄りに多くかけておいた方が良い。」ということを述べておきます。
これは、「バスドラムとハイハットを同時に鳴らす場合、両足のヒザ、カカトの引き上げのタイミングは同じだが、その時、バスドラムは体重を抜くのに対して、ハイハットはまだ体重をかけたままである」という先述の内容を考えれば、ハイハット寄りに重心がわずかに寄っている方が、バスドラムは体重を抜きやすいし、ハイハットも、踏み込む時にかかった重心も利用して素早く踏み込みやすい、という理由からです。
 但し、極端に身体が傾くほどにはしないこと。
基本はあくまでも、左右同等に体重をかけた状態、つまり上半身も真っすぐになっていることです。
足の付け根から先、つまり「脚」全体の部分で、わずかにハイハット寄りに重心を傾ける、ということです。
 次回は、巷でよくみかける間違いについて述べます。

2014年01月18日発行第499号掲載

[→]次のページ[md003-42]【ハイハットワーク03-07】

[←]前のページに戻る

[⇔]中級WEBドラム教室メニュー


Copyright (C) 2006-2015 Beat46 All rights reserved.
Beat46ドラム教室