Beat46・中級WEBドラム教室[md003-35]

【ハイハットワーク02-25】

 今回は、一連のハイハットオープン/クローズのまとめを述べたいと思います。

[1]. ハイハットのセッティングをしっかり行う。
フットボードの向き、スタンドの高さ、バネの強さ、トップとボトムの開き加減、ボトムシンバルの傾き具合、スネアドラムとの位置関係など、これらをきちんとチェックします。(メルマガの「ハイハットワーク」1−2〜4参照。ホームページで確認してください)

[2]. オープン/クローズに於いては、ヒザとカカトの上下によって行う。カカトをつけて足先だけの上下で行わないこと。
ヒザとカカトの上下に於いては、太ももの筋肉を中心に使う。
また、テンポの速い/遅いに関わらず、オープン/クローズ共に出来る限り素早く行う。

[3]. ハイハットを刻むスティックは、通常はシンバル表面をチップのみでショットしておき、オープンの部分はスティックの腹(=太くなり始める部分)を使って、シンバルのエッジ(=端)を通常より強めに打つ。

[4]. B.Dのキックのパターンとのコンビネーションに於いて、上半身が前後左右に傾かないようにし、重心は常に真ん中に保つ。
但し、ハイハット寄りに若干重心を傾けて演奏するのは良い。
B.Dをオープン奏法でキックしない場合は、キックする足の引き上げのタイミングとハイハットオープンの引き上げのタイミングとの関係性に注意する。

ざっとまとめると以上のようになるでしょうか。
 これまで幾つかのオープン/クローズと、B.Dのキックとのコンビネーションを述べて来ましたが、全てを紹介したわけではありませんし、オープン/クローズについては「8分音符ウラでのオープン、そしてクローズ」という範囲での紹介のみです。
『拍のアタマでのオープン、16分音符レベルでのオープン/クローズ、フィルインに於けるオープン/クローズ』については、「足で踏んでハイハットを鳴らす。」という部分の解説を行ってから、述べて行きたいと思います。
踏んでハイハットを鳴らす正しい奏法を行うには、足の動きにかなりのスピードを要するので、これをある程度マスターしてから、『〜』のものをやった方が良いかと考えるからです。お楽しみに(笑)
 一旦、「ハイハットワーク」についてはここで一区切りつけたいと思います。

2012年05月12日発行第411号掲載

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