Beat46・中級WEBドラム教室[md003-33]

【ハイハットワーク02-23】
 前号からの続きです。
 譜面を見てください。
 1拍目の動きに於いて、ハイハットオープンのための足の引き上げと、B.Dで16分音符をキックするための足の引き上げのタイミングは同じ、ということでしたね。
様々なコンビネーションを行う上で、このように「両足共、同じタイミングで引き上げる。」ということはちょくちょく出て来ます。
そしてそれは、『ハイハットオープンが拍のアタマ(まだこの形のパターンは紹介していませんが)、もしくは8分音符ウラ(=拍と拍の真ん中)で行われ、且つその直後にB.Dで16分音符をキックする場合』に必要となってくる、ということです。
両足共に引き上げられた状態というのは、上体が一番不安定になりやすい。
このとき、重心がどちらに傾いても、次の動きに影響が出ます。
ですから、腰及び背骨で上体をしっかり支えられる、ということが条件となる。
 具体的には、(1)腰と背骨(=背骨が少し反るような形で姿勢を保てること)、(2)太ももの筋肉(=両足のヒザとカカトを持ち上げるため)、それに加えて、(3)「お尻の側面の筋肉」の筋力も必要になります。
(3)は(2)の部分を助ける筋肉、という感じでしょう。
 以前にも紹介した記憶がありますが、両足を同時に引き上げる時に、上記(1)(2)(3)の筋肉を使うということが確認出来る方法があります。
まず、低めの椅子に座ります。(背もたれがないものを選ぶ。)
座った状態で、ヒザよりお尻が低くなるぐらいのものがいいでしょう。
上半身をまっすぐに正して、両足を揃え(ぴったりくっつけた状態で)、足先はヒザよりも前に出すようにします。
そしてそのまま、足先を地面から離して持ち上げ、静止させる。
このときに、上記(1)(2)(3)の部分に力が入る筈です。
 実際の演奏では、ドラム椅子は「ヒザよりお尻が高くなる」ようにセッティングされており、ヒザから先も地面に対して直角に伸びているので、それぞれの部位の筋肉にかかる負荷は、上記の確認方法の時より少なくなりますが、確実にこの(1)(2)(3)の部分を使っています。
逆に言うと、上記の確認方法によって、この3カ所の筋肉を強化出来ます。
出来るだけ長く、両足を持ち上げた状態で静止し、この3カ所の筋肉を同時に使えるようにし、且つ、上半身が極力、後ろに傾かないようにしてください。
かなりキツい方法ですが、椅子さえあればどこでも出来る練習法と言って良いでしょう。
 次回も、関連する別のメニューを紹介します。

2012年04月28日発行第409号掲載

[→]次のページ[md003-034]【ハイハットワーク02-24】

[←]前のページに戻る

[⇔]中級WEBドラム教室メニュー


Copyright (C) 2006-2015 Beat46 All rights reserved.
Beat46ドラム教室