Beat46・中級WEBドラム教室[md003-32]

【ハイハットワーク02-22】
 今回はまた別のパターンを紹介します。
B.Dのキックが今までは8分音符のみでしたが今回は16分音符が混じります。
 譜面を見てください。
 よく見て頂ければわかると思いますが、1拍目は、ハイハットオープンをした直後にB.Dの16分音符キックが、そして3拍目は、先にB.Dの16分音符キックが入って、その直後にハイハットオープンが入ります。
恐らく、3拍目の動きの方が容易いかと思われますが、それは、「B.Dをキックすることにより、ハイハットオープンに影響が出にくいであろう。」という意味での”容易い”であり、この、16分音符の2つ目でキックすること自体が少々難しいと思うかも知れません。
3拍目アタマのタイミングで、「ウッ」と口で強めに言うと同時にB.Dをキックする足のヒザとカカトを引き上げて(オープン奏法を使わない人の場合)キックする。
そしてその直後にハイハットオープンのための足の引き上げを行う。
「B.Dの音が鳴ってからオープンの足の引き上げを行う。」というのがポイント。
3拍目アタマでB.Dをキックする時よりもさらにオープンの動作にスピードが必要なのはおわかりかと思います。
ですから、拍のアタマでB.Dをキックしてからハイハットオープンをする時も、極力ギリギリまで待って、素早くオープンを行う、ということが重要なわけで、今回のようなパターンの場合にもそれが活きて来るわけです。
 今回の譜面の、まず後半2拍(3、4拍目)のみを練習しても良いでしょう。
いきなり1拍目から16分音符2つ目でB.Dをキックするのがやりにくければ、(つまり、拍のアタマ抜きがやりにくい場合は)前半2拍は、B.Dも簡単なパターンにし、ハイハットオープンも行わない簡単なものに変えて、3、4拍目は譜面と同様にして並べて練習すると良いと思います。
 さて、問題は譜面の1拍目の動きです。
オープン奏法を使わない場合、16分音符4つ目でB.Dをキックするには、その1つ前、つまり8分音符ウラのタイミングでヒザとカカトを上げるわけですが、今回はその同じ8分音符ウラでハイハットオープンも行わなくてはならない。
つまり、「両足同時に引き上げる。」ということです。
さらにその直後、B.Dの方の足はキックによって下げられるが、ハイハットオープンは継続です。
B.Dが鳴ってその後に、S.Dと同じタイミングでクローズされる。
要するに、引き上げのタイミングは両足同じだが、下げるタイミングは、ハイハットの足の方が遅い、ということです。
上手くいかないケースとして、大概、B.Dのキックと同じタイミングでハイハットもクローズしてしまうか、同じではないまでも、クローズのタイミングが早くなり、結果テンポが狂う、というものか、或は、ハイハットオープンで意識の大半を奪われ、B.Dが上手
くキック出来ないか、のいずれかでしょう。
 次回に続きます。


2012年04月21日発行第408号掲載

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