Beat46・中級WEBドラム教室[md003-28]

【ハイハットワーク02-18】

 さて、今回は筆者がちょっとしたイジワルをします(笑)
とは言っても、ちゃんと実際の曲の演奏でも使われるパターンです。
 譜面を見てください。
前号までのパターンと同じ・・・と思いきや、1拍目のウラだけ、ハイハットのオープンをしない形です。
むむむ!「足の動きを意識。」「足でテンポキープをリード。」と散々言ったくせに!とお怒りの読者が居たりして(笑)。
まあまあ、単なるイジワルではなく、ちゃんと狙いがあるのです。
 まずは、譜面の通りに、1拍目のウラはオープンを行わず、2、3、4拍目でオープンというのをトライしてみてください。
1拍目ウラだけハイハットスタンドを操る足の動きを止めるのがもどかしいかも知れません。
そこで、上手く出来ない場合には、まず、前号までの全拍オープンをやりながら、1拍目ウラの部分のハイハットスタンドを操る足の使い方を少し変えてみます。どのように変えるのか?。
ハイハットオープンの時には、足を持ち上げるような動きで、ヒザとカカトを持ち上げてオープンさせますが、1拍目のウラだけ、「「足の裏の関節から指先までをくっつけたまま、その足の裏の関節を曲げてヒザとカカトを上げる」」、という形にします。
こうすると、ハイハットはオープンされずヒザとカカトが上がる動きは残ります。その次に持ち上がったヒザとカカトを降ろし、次の2拍目ウラではた通常のオープンでの足の使い方にする。
そうやって演奏を繰り返すと、1拍目ウラのオープン時の足先の使い方(動き)だけが少し違うのみで、ヒザとカカトは毎拍、上下の動きを繰り返すことになり、「足の動きでテンポキープをリードする」という形を作れます。
この、上記「「」」の足の使い方は、俗に言う「カラ踏み」というものに近い。
通常の如何なる演奏に於いても、常にこのカラ踏みが出来れば、テンポキープはかなり精度が上がるでしょう。
前号で述べた「大きくとる。」というのがこのカラ踏みの動きです。
 ただ、そうは言っても、1拍目ウラだけ足先の使い方を変えるというのも、簡単ではないと思います。
それをやることで肝心のオープンが上手くいかない場合もあります。
足先の力の、抜き/入れの切り替えが必要ですし、この、カラ踏みの動きを混ぜる方法は、あくまでも方法論のひとつとして捉えてください。
1拍目ウラは、通常通りにカラ踏みの動きを使わずに足の動きを止めておき、2、3、4拍目のウラでオープンで練習してみても良い。
どちらがやりやすいかは個人差があるでしょう。
その上で、これを機会に、カラ踏み自体はまた別個に練習するといいでしょう。
(カラ踏みについても別途また解説をします。)

2012年03月24日発行第404号掲載

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