Beat46・中級WEBドラム教室[md003-26]

【ハイハットワーク02-16】

 ハイハットワークの続きです。
 前回2-15では主に、「アップダウン奏法」について述べました。
今回はこのアップダウン奏法を用いて、ハイハットのオープンを全ての拍の8分音符ウラで行ってみましょう。
 譜面を見てください。(2-12と同じものです。)
 譜面にはアクセント記号は付いていませんが、オープンの部分はアクセントを付けるつもりで、強くショットします。逆にクローズの部分は、音は小さくて良い。
クローズの部分は、開いた2枚のシンバルをクローズする動作をし、伸びたシンバルの音を切るわけですから、この部分の音は小さい方がいいわけです。
(クローズの部分をも、敢えて強く打てば、また違ったニュアンスに聞こえますが、スティックのコントロールとしては、一定の強めのショットの繰り返しになり、さほど難しくはないでしょう。)
クローズ=小さい音、オープン=大きい音、の繰り返しですから、当然、アップダウン奏法が必要ですね。
 今回のフレーズ(リズムパターン)で、一番気を付けるべきことは、やはり、クローズ=2枚のハイハットシンバルを閉じるタイミングと、スティックでの小さい音のショットのタイミングをピッタリ揃えることです。
これは、これまで紹介したハイハットのオープン/クローズのパターン全てに共通したことですが、今回は特に、毎拍ごとにクローズがあるので、ショットと、2枚のシンバルの閉じるタイミングがズレると、全体としてごちゃごちゃした感じに聞こえ、シャープさが損なわれます。
ハイハットスタンドを操る足の踏み=着地と、ハイハットを刻むスティックのショットのタイミングを合わせる、ということですが、初めのうちはどうしても、「スティックに足を合わせる。」という感覚になるでしょう。
ハイハットを刻む方の手は利き手ですし、ハイハットスタンドを操る足は、利き足ではない方だからです。
利き手で全体をリードする方が確かにやりやすいでしょう。
ただ、理想はその逆で、「足に手を合わせる。」です。
その理由は次号で解説したいと思います。

2012年03月10日発行第402号掲載

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