Beat46・中級WEBドラム教室[md003-20]

【ハイハットワーク02-10】

 前号では、ハイハットのクローズと、B.Dのキックが同じタイミングになるパターンを紹介しました。
ハイハットのクローズの前には当然オープンがあるので、ヒザ、カカトは引き上げられるし、B.Dのキックの前もしかり。
故に、「両足共、ヒザ、カカトが引き上げられた状態が一瞬ある。」ということでしたね。
これが、両足を絡めたコンビネーションに於いてネックとなる。
今回は、この両足共、ヒザ、カカトが引き上げられた状態に慣れるための練習をしておこうと思います。
 譜面を見てください。
初心者のメニューに戻ったかのように思われるかもしれませんが、そうではない。
B.Dの方は4分音符でキック。
そして譜面上のシンバルの音符は、ハイハットのクローズのタイミングだと解釈してください。
そして、各拍の「8分音符のウラで、ハイハットオープンの音を鳴らすつもりで、ヒザ、カカトの引き上げを行い」ます。
つまり、クローズとクローズの真ん中=4分音符同士の真ん中(=8分音符のウラのタイミング)で、ヒザ、カカトが最大に引き上げられるように動かします。
2枚のハイハットシンバルが、1拍ごとにゆっくり開閉される形です。
(実際にはオープンの音は鳴らさなくていいでしょう。ですから、両手はお休みです。)
 普段、B.Dをキックした時に、ビーターを打面にくっつけるやり方をしている人は、ハイハットを操る足に動きを合わせ、つまり、通常よりは早くヒザ、カカトを引き上げてキックします。
普段「オープン奏法」でキックしている人は、同様にオープン奏法でキック。
1拍ごとに両足のヒザ、カカトが引き上げられた状態が作られますね?。
これを、なるべくスローテンポ(80以下)でやり、両足のヒザ、カカトが引き上げられた状態を長く作るようにします。
上半身、腰が揺れないように気をつけてください。
また、B.Dの音は通常通りにしっかり音を出し、ハイハットは、2枚のシンバルをきっちりクローズします。
B.Dの音と、クローズのタイミングがぴったり合うようにしてください。
スローテンポで長く続けることがポイントです。
両足のヒザ、カカトが引き上げられた状態を長く作り、その不安定な状態で、上半身や、腰が揺れないようにすることが目的ですから、テンポは速くしないように。
スローテンポのキープの練習にもなります。
地味なメニューですが、一度に最低3分は続けてください。
「同じ動きを長い時間、休まずキープする」ことは、あらゆる練習メニューの基本です。
 次回、再び、オープン/クローズの別なバリエーションを紹介します。
2011年11月12日発行第385号掲載

[→]次のページ[md003-21]【ハイハットワーク02-11】

[←]前のページに戻る

[⇔]中級WEBドラム教室メニュー


Copyright (C) 2006-2015 Beat46 All rights reserved.
Beat46ドラム教室