Beat46・中級WEBドラム教室[md003-19] |
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【ハイハットワーク02-09】 | ||
今回は、前号までと違った場所(タイミング)でのオープン/クローズの形です。 譜面を見てください。 エイトビートのB.Dのキックは同じパターンです。 前号までは3拍目ウラでオープン、4拍目アタマでクローズでしたが、今回は、4拍目ウラでオープン、次の小節の1拍目でクローズです。 譜面は、複数小節繰り返し演奏することを前提として書いていますが、スタートの1拍目は、普通に始めれば良いでしょう。 やってみればわかりますが、前号までの形よりも今回の形の方が難しいでしょう。 なぜならば、クローズのタイミングで、同時にB.Dもキックしなくてはならないからです。 ハイハットのオープンのために足を引き上げたとき、もう一方の、B.Dをキックする足の方に身体の重心が傾いてしまうと、B.Dが上手くキック出来なくなる。 最初はたいがいこうなる人が多い。 B.Dをキックする足は、ハイハットのオープンのための足の引き上げと同時に、もしくは、オープンで足が引き上がっている状態で、始動を(=引き上げ)を行わなくてはならない。 つまり、「両足とも引き上げられている状態」が一瞬あるわけです。 とても不安定な体勢です。この体勢を、身体の重心をどちらにも傾けることなく維持しなくてはならない。 また、クローズのタイミングと、B.Dのキックの音が鳴るタイミング、さらにはハイハットをショットする音のタイミング、この3つがピッタリ揃わなければいけません。 演奏中に「両足とも引き上げられた状態」が生まれることが一番つらいわけですが、このことは「正しいハイハットのオープン/クローズのやりかたを知って、実際に行う」ことで初めてわかる。 以前述べた、「ハイハットワーク01-01」の文中の、(1)「カカトをフットボードに着地させて、つま先を上下させてオープン/クローズする」というやり方の場合は、片足のカカトが地面に着いていますから、今回のパターンもやりやすい筈です。 しかし、そのやり方が良くないことも、その理由も述べていますから、このやり方は用いずにトライしてください。 今後、様々なコンビネーション、フレーズを演奏するにあたって、この「両足とも引き上げた状態」は頻繁に出て来ますし、そのことが、上手く出来ないネックとなることは多々あるでしょう。 今回のパターンを、将来、様々なコンビネーション、フレーズを出来る限りスムーズにクリアにする礎(いしずえ)としてもらえればと思います。 次回に続きます。 |
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2011年11月05日発行第384号掲載 | ||
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