Beat46・中級WEBドラム教室[md003-17]


【フットワークの再確認・ハイハットワーク02-07】

 さて、今回から、実際の演奏のパターンに、ハイハットのオープン/クローズを織り交ぜていきましょう。
前号までは、両手のスティックの動きと、ハイハットを操る足のコンビネーションのみでしたが実際の演奏ではB.Dも絡んで来て、このB.Dの動きが、ハイハットを操る方の足の動きにかなり影響を及ぼします。
 譜面を見てください。
 シンプルなエイトビートのパターンです。
3拍目ウラでハイハットをオープン、4拍目アタマでクローズ。
ここらへんは前号とまったく同じですが、オープンの動きを始める直前に、B.Dでの8分音符の連打があり、これが、オープンの足の動きと互いに影響を及ぼしやすいのです。
オープンを意識するあまり、特にB.Dの3拍目アタマをしっかりキック出来なかったり、また、キックはしっかり出来たは良いが、それによりオープンの動きが遅れたりしやすい。
オープンの動きの始動が早すぎると、3拍目アタマのハイハットの音も、オープンの音になる場合もある。
こうならないために、ハイハットオープンの足の動きが素早く行えれば、B.Dをしっかりキックした後に、オープンの始動を行うことが出来るということですね。
素早く動かせれば、余裕が生まれ、B.Dを確実にキックした後でオープンを行っても間に合います。
厳密に言えば、「3拍目アタマでハイハットを打ったスティックが振り上がり、再び振り下ろされ始める時に、オープンの足の動きも始まらなければならない。」ということ。
オープンの始動がこれより早いと、3拍目アタマのハイハットの音もオープンの音になってしまい、遅ければ、3拍目ウラでオープンの音をしっかり鳴らすことが出来なくなる。
スローテンポからで良いので、3拍目アタマのB.Dを確実に鳴らしてからオープンの始動を始められるようにしてください。
また、スローテンポであればあるほど、オープンの始動のタイミングをギリギリまで待てなければ、結果的にハイハットを操る足を長い時間引き上げることになり、足が辛くなるばかりか、身体のバランスも崩れやすくなる。
とにかく、オープンの動き=足の引き上げ を素早く、を心がけてください。
 次回に続きます。

2011年10月22日発行第382号掲載

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