Beat46・中級WEBドラム教室[md003-16]

【フットワークの再確認・ハイハットワーク02-06】
 前号からの続きです。
 巷の教室のレッスンでは、ハイハットのオープン/クローズでの足の使い方については、私がダメとしている方法、つまり「カカトを付けた状態で、足先の上下のみで行うやり方」を教えているところもあるかもしれません。
初心者レベルの人に、敢えてハイハットのオープン/クローズをやってもらうならば、この方法の方がやりやすいですし、さほど速くない8分音符でのオープン/クローズならこの方法でも出来るでしょう。
言ってみれば、「方便」です。
ハイハットスタンドのペダル部分にかかる体重を変化させて、2枚のハイハットシンバルの開閉を行う、という動きをとりあえず覚えてもらうため、といったところでしょう。
が、レベルアップするにはいずれにせよ、このメルマガで解説して来たオープン/クローズでの足の動きが不可欠になります。
いかなるフレーズに於いても、「手足の動きにスピードをつける」ということが大きなポイントです。
そのためには、手足に「負荷」をかけなければ強化出来ないし、負荷をかけることに拠って、スピードを伴う動かし方が出来るようになる、ということ。
また、「スピードを伴う動きは、重い物を持ち上げたりすることとは違う。」ということを覚えておいてください。
筋肉の使い方が違う、ということです。
 前説が長くなりましたが、譜面を見てください。
 前号までの動きに、S.Dの音を2、4拍目アタマで加えてみます。
クローズで、ハイハットシンバルが閉じるタイミングと、S.Dの音がピッタリ同じになるようにすることがポイントです。
違う部位同士(S.Dを叩くスティックと、ハイハットを操る足)の動きでの打点(とクローズのタイミング)を互いにピッタリ合わせるには、それぞれの動きにスピードがある方が断然その精度は上がる。
どちらかが遅い、或は速いと、合わせるのは難しい。
また、S.Dの音と、ハイハットの音は、性質が異なるので、よくよく耳で聴き取って確認するようにしてください。
さらに、このS.Dを打つ時、一方の手のスティックでハイハットもショットしますから、「両手のショットによる音と、クローズのタイミングと、計3つのタイミングをピッタリ揃える。」ということになります。
このことを特に注意して取り組んでください。

2011年10月15日発行第381号掲載

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