Beat46・中級WEBドラム教室[md003-14]

【フットワークの再確認・ハイハットワーク02-04】
 前号の続きです。
 実際に譜面の通りにやってみて、どんなオープンの音が出せましたか?
2枚のシンバルが擦れ合った「ジーッ」という音であればOKです。
 セッティングに於いて、最大限開いた状態でも、2枚のシンバルがわずかに触れ合っていれば、確実に「ジーッ」と鳴らすことは出来ますが、これだとちょっと開き方が少ないと感じる場合もある。
踏み心地が軽すぎる、と感じるということです。
ですから、最大限開いた時には、2枚のシンバルは触れ合うことはないぐらいにセットすることは構いません。
(が、極端に2枚が開き過ぎるセッティングにすると踏むのが重すぎてクローズが出来ません。)
但し、実際にオープンをする時に、開き具合を足でコントロールしなくてはならない。
オープンの状態で、足先にどの程度体重をかけるかを加減をしなくてはならない、ということです。
オープン時に、2枚のシンバルが離れてしまっていると、ショットした時に上(=トップ)のシンバルしか鳴らずに、ちょっと汚い音になります。
仮に、上のシンバルが揺れて、下(=ボトム)のシンバルに当たったとしても、ちょっとうるさい音になります。
「ジーッ」という音が持続しないため、とっちらかった、まとまりのない音になってしまう。
また、オープンは、最大限までは開かず、その半分か、2/3ぐらいまでしか開かないようにします。
(これは、いっぱいまで開くことで、ペダル先端のチェーン部分のパーツが、スタンドの柱の下部に当たり、その衝撃が、中央の心棒を介してトップのシンバルに伝わり、「コワーン」という不快な音をさせないようにするため、ということは既に述べました。)
ボトムを乗せている皿についているネジを、締め込んで、ボトムのシンバルが確実に斜めになるようにしておけば、最大限の半分程度の開き具合でも、2枚のシンバルを触れ合わせた状態でショット出来る筈です。
 ハイハットのオープンの音は、「クローズするまで音を伸ばす。」、つまり、クローズするまでずっと「ジーッ」という音が鳴り続けていないと意味がない。
そう考えると、ハイハットのオープンは、開くと言うよりも、「ゆるめる」と言った方が、開き加減を的確にイメージ出来るかもしれません。
ですから、上手く出来ないときは、最初は開き加減を小さくし、徐々に大きく広げてみながら、「ジーッ」という音が長く続くための足の加減(体重をどの程度残すか)を掴むといいでしょう。
 次回、クローズへの動きについて解説します。
2011年10月01日発行第379号掲載

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