Beat46・中級WEBドラム教室 [md003-13]

【フットワークの再確認・ハイハットワーク02-03】
 今回は、具体的にハイハットの、オープン/クローズを練習してみましょう。
 譜面を見てください。
 まずは、バスドラムやスネアなどは抜きにして、オープン/クローズのみの練習から。
動きは右手の刻みと、左足の上げ下げだけです。(左利きセットなら左手の刻みと右足の上げ下げだけ)
1拍目のウラでオープン。2拍目アタマでクローズ。3拍目ウラで再びオープン。4拍目アタマでクローズ。
これをひたすら繰り返してください。
 ポイントとしては、まず、オープンのための左足の始動のタイミングです。(左利きなら右足)
1拍目、3拍目アタマの音を叩いた後、スティックが振り上がり、頂点に到達するまでは、始動を始めないことです。
頂点に到達して後、スティックが振り下ろされ始める時に、太ももと太ももの付け根の筋肉で左足(左利きは右足)を持ち上げ始めます。
つまり、スティックが振り下ろされるのと、足が上がって行くのが同時進行であるということです。
如何なるテンポでも、このタイミングを守ること。
始動が早すぎると、1、3拍のアタマの音も、緩んだ「ジャリッ」という音になってしまいます。
逆に遅れると、オープンの音がうまく出せません。
 また、このオープン時の、ハイハットを叩くスティックですが、少し斜め上から、シンバルの端を狙ってショットします。
さらに、クローズして叩いているときよりも強めにショットします。
スティックのチップではなく、腹の部分(=スティックが太くなり始めている部分)で叩きます。
斜め上から狙うので、必然的に腹の部分が当たることになるでしょう。
グリップの位置を少し下げることで、斜めからのショットにすることが出来ます。
セッティングに於いて、
「オープンの状態でも、2枚のシンバルがわずかに触れ合っているようにし、触れ合っている部分がショットする側に向いている」
ならば、トップのシンバル(上のシンバル)を叩いた衝撃がボトム(下のシンバル)に伝わり、2枚が擦れ合って「ジーッ」という音がする筈です。
この、「ジーッ」という音をしっかり鳴らすために、強めのショットが必要なわけです。
強めにショットするためには、クローズ時よりも、大きくスティックを振ることが必要になるでしょう。
ですが、大きく振ることでタイミングが遅れないように注意してください。
 次回に続きます。

2011年09月24日発行第378号掲載

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