Beat46・中級WEBドラム教室[md002-05]


【フットワークの再確認・ツインペダルとツーバス-05-】

 ツインペダルのフットワーク、少しは出来るようになりましたか?
 前号の、「手足の16分音符をピッタリ揃える。」ということは、難しいと思いますが、レベルアップのポイントのひとつなので、根気よくやってください。
 いかなるフレーズに於いても言えることですが、単独で動かして安定していても、他の部位の動きを加えた途端に、動きをキープ出来なくなる場合は、その単独の動きそのものもまだ発展途上ととらえるべきでしょう。
 例えば、H.Hを8分音符で刻むことだけなら出来るが、そこにB.Dを様々なタイミングで入れようとするとツラレたりして8分音符が狂う、とか。
 H.Hを16分音符(シングルストロークで叩く)にした場合も同様です。B.Dで8分音符をキックする分には大丈夫だが、16分音符まで入れようとすると、H.Hの刻みが狂う、というようなことです。
 「コンビネーションとして未完成」ということも言えますが、たいがい、16分音符をシングルストロークで叩きながらB.D等、足の動きを加えた結果、ツラレたり狂ったりするのは、利き手ではない方のストロークの筈です。勿論、B.Dの方が上手く入らない場合もあると思います。
 いずれにせよ、狂う部分が未完成ということ。
 さて、今回の譜面のパターンですが、これは、ツインペダルで16分音符をキックすることが、ある程度安定していれば出来るでしょう。
 「差し当たり、利き手と利き足の音は揃えよう。」というレベルのものです。
 ハードロック、ヘヴィメタルの王道的リズムパターンですね。
 ☆右利きの場合、右手でライドシンバルを8分音符で刻みながら(或は、H.Hを開けたまま叩くか、クロスハット[=あらかじめ閉じられたH.Hで、ライドシンバルやタムの近くにセットするもの]を叩く)。
 B.DはRLRL・・・で16分音符をキックします。
 故に、右手と右足が同じ動き=8分音符の動きで揃えられることがまず最低条件。
 また、2拍目4拍目でS.Dも打ちますから、この時は右手と右足と左手の3つの音を揃えること☆。(左利きの場合は☆部分を左右逆に読む)
 今回のパターンは形として出来るようになっても、最初は利き足でない方のB.Dの音が小さくなる可能性が高い。利き手と利き足同士のタイミングを揃えることに意識が傾くからです。
 また、利き足でない方のキックが弱いことが原因で、テンポが狂うこともあり、利き足と利き手が揃わないことにもつながりやすい。
 従って、利き足でない方のキックにも意識を配分しながらプレイしてみてください。
 左右のキックの音量が揃って、パターン全体が安定して来たら、S.Dを2拍目4拍目以外の部分、特に16分音符のウラの部分に加えて行ってください。
 16分音符のウラの部分とはすなはち、利き足ではない方のキックの音と同じタイミングの部分ですね。
 この部分の音を手足揃えられるということは、スティックワーク、フットワーク共に安定していて、バリエーションも広がる。
 前号に紹介した、「手足の16分音符の連打すべての音を揃える」ことへの道筋ともなります。
 Let's Try!
2010年06月05日発行第310号掲載

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