Beat46・中級WEBドラム教室[md001-04]

【フットワークの再確認・バスドラム-04-】

 イス等に腰掛けて(立った状態でもいいです)、地面や床を足で打ち鳴らす時、貴方はどんな風に足を動かしますか?
(1)カカトを地面に付け、足首から先を上下させて足先で鳴らす。
(2)足先を地面に付け、カカトを上下させてカカトで鳴らす。
(3)足先もカカトも持ち上げて、踏み降ろして足先で鳴らす。(カカトは付けない)
(4) (3)のやり方でカカトも含めた足の裏全体で鳴らす。
(5) (3)のやり方で時カカトだけで鳴らす。(足先は付けない)
たぶんこの5種類のいずれかだと思いますが、(4)、(5)については、実際にペダルを使ってB.Dを鳴らす場合の足の動きから大きく逸脱するので除外します。(試してみればわかると思います)
 残る(1)〜(3)の中で、一番強く地面を打ち鳴らせて、且つ速く動かせるのはどれでしょうか?
私は(3)だと思うのですが 皆さんはどうでしょう?
 この(3)の動きが、実際にペダルを使ってヒザの上下を使ってB.Dをキックする動きを踏襲した形です。この動きには必然的にヒザの上下が伴います。(1)は、足首から先のみを使ってキックする形と同様の動きですね。
 (3)では足先が地面から一瞬離れますが、極端に大きくヒザを上下させなければ、実際にペダルを使う時に、「足先だけフットボードに付けておく」状態と同じになります。地面は平らですが、フットボードは若干傾斜が付いていて、且つ、足を持ち上げる動きに付いて来て動くからです。(1)のやり方で、速く、且つ強く地面を鳴らすのはかなりきつくないですか?
 また(2)はどうでしょう。この動きが、実際にペダルを使った場合の動きに一番近いと思いがちですが、足先にかかる体重の変化が少ないので、ペダルを使って同じようにしても、ビーターは少ししか動きません。
 いずれにせよ、単に地面を足で打ち鳴らす時に、一番速く強く鳴らせる方法が、ペダルを使った場合も有効である、ということ。そして一番良いとしたこの(3)では、実は足先の筋肉も使っているんです。(2)は(3)での足先の筋肉の使用を省いた形、と言えるでしょう。(3)よりも(2)の方が動かしにくい筈です。
 (3)の動きで、強く音を出したければ、ヒザを出来るだけ上下させ、且つ足先に力を入れれば良い。音量を小さくしたければ、ヒザの上下を小さくすれば良い。ヒザの上下を小さくすると、ペダルを使った時ビーターの振幅が小さくなる。「スティックでの音量調節と同じ」、ですね。スティックに於いては、音量を小さくする時には腕の振りは使わないが、B.Dの場合は、「手で言う腕の振りと同等のヒザの上下を若干残すべき〜」
 これが前号で述べた「使い方のバランスを変える」ということです。

2009年07月25日発行第265号掲載

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