Beat46・WEBドラム教室/レッスンレポート[lr011-04] 【『上達』の意味-04-】 |
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[筆者の経験と、レッスンを通じて生徒さん達を見つめて来た上でと、両面からの解説をします] 前号の続きです。 読者の皆さんの中にも、バンドをやっている人は、かなり居ると思います。 コピーバンドをはじめ、原曲を少しアレンジして演奏するカヴァーバンド、または、自分たちで作ったオリジナル曲をやるバンド、様々でしょう。 オリジナルをやるバンドならば、メロディも歌詞も、自分たちで作り、演奏の形も当然、自分たちで作り、アレンジなどのアイデアも自分たちで絞り出し、作り上げるのだから、前号で述べたようなことはクリアになっていなくてはなりませんね? カヴァーバンドの場合でも、原曲を参考にして、自分たちなりの形に変えて、自分たちらしさを出そうとするわけだから、同様の要素が必要です。 要するに、「自分たちで考え、発案し、形作る。」ということ。 それには、コードやスケール理論、リズム理論の知識も必要ですね? オリジナル曲をやるバンドに、これらが必要なのは言うまでもありません。 では、コピーバンドはどうでしょう? 「原曲の通り、原曲の譜面の通りやれば良いわけだから、必要ない。」 え? そうですか? どんな曲でも、原曲の通り再現出来ますか? 原曲を演奏するバンドと自分たちのバンドは、同じメンバー構成ですか? 同じ楽器を使ってますか? レコーディングで録音された演奏が、バンド構成人数分よりもたくさん音が重ねられていたらどうしますか? 「ライブ」という、レコーディングとは違う状況に於いて、レコーディングと同じに出来ますか? それで果たして上手くいきますか? このように考えると、ただ原曲の形をトレースすれば良い、ということでは済まない場合も多々ありますね? そんな時、どうするか。 そこでバンドとしての力量が問われるわけです。 バンド内でどうにもならなければ、最初は、詳しい人〜プロの人にアドバイスしてもらうのも良いでしょう。 わからなければ、わかる人に訊くしかない。 でも、いつまでたっても第三者に頼っているようでは、バンドとして向上はない、つまり、「上達はない。」ということです。 次回に続きます。 |
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2020年01月04日発行第0810号掲載 |
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