Beat46・WEBドラム教室/レッスンレポート[lr010-09]

【ビートチェンジ、テンポチェンジ、変拍子-09-】


 さて、変拍子を演奏するためのポイント、ということですが、捉えにくい拍子を捉えやすく、わかりやすくするために、「拍子を分ける」ということをやると良いでしょう。
例えば、4分の5拍子の場合、4分の3拍子と4分の2拍子の連続、というふうに考えると、演奏しやすくなるのではないでしょうか。
「イチ、ニッ、サン、イチ、ニッ」という感じで拍子を取ります。
4分の3拍子は、比較的わかりやすい拍子ですね?
スローな3連符、というふうに考えれば、さほど難しくはないでしょう。
また、4分の2拍子は、4分の4拍子を数多く演奏していれば、簡単に捉えられるはずです。
例えば、エイトビートで、1、3拍でのキックの入れ方が同じならば、4分の4拍子の曲の演奏の中でも、ドラムに限っては4分の2拍子を繰り返していることになります。
 では、8分の7拍子の場合はどうでしょうか?
これも、8分の4拍子と、8分の3拍子に分けるとわかりやすいでしょう。
8分の4拍子は、4分の2拍子に等しいし、8分の3拍子も、テンポの速い4分の3拍子と考えれば良い。
ただ、ベースが8分音符になっているので、4分音符がベースの場合と比べて速い流れになるので、捉えにくいと感じるかもしれません。
その場合のもう一つのアプローチとして、「わかりやすい言葉を当てはめて捉える。」というのがあります。
「何? 言葉?」と思う人も居るかもしれませんが、やってみると、かなり捉えやすいはずです。
8分の7拍子なら、7文字の言葉、例えば「人の名前」などを当てはめてみます。
 以前、あるギタリストさんで、プロレス好きの人がいて、その人は、8分の7拍子を演奏する時、「フジナミタツミ」と言いながらやるんだ、と言っていました。
なるほど、好きなレスラーの名前を言いながらやるのか、と思いました。
 次回に続きます。

2019年06月22日発行第0782号掲載

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