Beat46・WEBドラム教室/レッスンレポート[lr010-08]

【ビートチェンジ、テンポチェンジ、変拍子-08-】


 前号の続きです。
 変拍子は、スタンダードな拍子に対して、8分音符や16分音符を1つ加える、あるいは減らす、という「ちょっとだけ違う」という形であることが多い、というお話でしたね?
「もっと劇的に、明らかに違う形の方が、より変拍子っぽくなるのではないか?」と思う人もいるでしょう。
確かに、音符の数の違いだけを見れば、そういう理屈になります。
ですが、音楽、楽曲というのは、聴きやすさ、リズムの心地よさ、という性質がないと、リスナーの心には響きませんし、記憶にとどまりませんね?
規則的な、わかりやすい拍子のように聴こえるが、ちょっと違うな、というところが、楽曲を作って表現しようとする作曲者の狙いなわけです。
表現して、何かを伝えようとする場合、余りにも、とりとめのないリズムや旋律を並べても、聴いてる方は「何じゃ? こりゃ。」となってしまい、表現がリスナーに伝わらないわけですね。
リズムだけを考えれば、音符の数を操作して、複雑な並びにも出来ますが、では、そこにどういう旋律、メロディを乗せるか? となると非常に困難です。
適当に音階を並べて、拍子〜音符の数を合わせるだけでは、単なる作業、みたいになってしまいます。
スタンダードな、耳に残りやすい旋律やリズムではあるが、ちょっと違う、どこか独創的である、というような作曲者の意図、表現する上での感情、があり、逆にそれがないと、音楽とは言い難いでしょう。
 そんな変拍子の曲があるとして、それをマネしたい、参考にしつつオリジナル曲を作ってみたい、という人も居るかも知れませんので、その際のポイントを述べておきましょう。
あくまでも、リズムの観点からの解説となりますが、旋律やメロディを作る上でも、リズム、音符の数の在り方は関わってきますから、ヒントになるのではないかと思われます。
 あ、文章が長くなってますね(汗) ポイント解説は次回にしましょう。ごめんなさい(涙)

2019年06月15日発行第0781号掲載

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