Beat46・WEBドラム教室[19-60]

【バスドラムのダブルアクション04-11】


 さて今回は、前号のフィルインの、タムやフロアタムへの移動のパターンです。
 譜面を見てください。
 各拍の後半の手の2連打が、スネア→ハイタム→ロータム→フロアタムと順に降りて行く形ですね。
この移動の在り方については、これまでに様々なパターンの中で出て来ましたから、特にもう述べることはありません。
前号で述べた、「前の拍の手の2連打から足へと繋がる感覚で。」という感覚の持ち方も今回の移動の形なら、スネアから順に降りて行って、フロアタムを叩けば終わり、というふうにわかりやすいですよね。
 ただ、移動のバリエーションはこれだけではありません。
フロアタムから順に上がって行く形をはじめ、2つのパーツを行ったり来たりとか、ハイタムからフロアタムなど対角線に動く形、あるいは2連打のひとつひとつを叩くパーツを変える、というものもある。
かなりの種類のバリエーションが考えられるし、それらをアドリブ的に叩けるようにもなって頂きたい。
そういう時にやはり、1小節=4拍の長さを把握して叩くべきだし、手の2連打からの連続、ととらえることで拍の数がわからなくなっては元も子もない。
足から始まる、という本来の感覚でしっかりダブルアクションが出来るようになってください。
 手の2連打のひとつひとつを別なパーツで叩く形についての、手順のあり方をまとめておきましょう。
これまでの他のフィルインの形でも出て来た内容ですからおさらいであると言えるでしょう。
右利きの場合、自分から見て、スネアとハイタムは、ほぼ正面にありますね?
仮にこの2つをグループAとしましょう。
そして、ロータムとフロアタムは右側にあり、これをグループBとします。
グループAのパーツ→グループBへのパーツの順に叩くなら手順はLR、グループBのパーツ→グループAのパーツの順に叩くなら手順はRL、このように分けておくといいでしょう。
両手がクロスしないためには、このように分けておくべきです。
 そして、4拍目の後半の2連打は、RLの手順となるほうが、次のシンバルは打ちやすいですが、LRの手順で終わっても、次のシンバルを左手で打てるように練習しておく方が、移動のバリエーションが限定されることなく叩ける、ということになりますね。

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2015年07月04日発行第575号掲載


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