Beat46・WEBドラム教室[19-59]

【バスドラムのダブルアクション04-10】


 さて今回からは、前号までのダブルアクション=16分音符1、2個目の形を使ったフィルインを紹介して行きます。
 譜面を見てください。
 今までのダブルアクションを使ったフィルイン同様、手のショットと合わせて、16分音符を並べる形ですね。
今までのものと比べて、やりにくいのは、「ダブルアクションからスタートする。」ということでしょうか。(今まではすべて手のショットから始まるものばかりでした。)
 まずは、出だしの1拍目、ここのダブルアクションがしっかり出来ないと、その後もうまくつながらないでしょう。
1拍目のアタマからダブルアクションをするわけですが、とにかくその最初の1音をあまり強くキックしようと思わないことです。
出だしの音は、とりわけ力が入りやすいですが、バランス良く2つバスドラムを鳴らすために、ダブルアクションの1打目は「あまり鳴らなくても良いや。それよりも2つ目をしっかり鳴らそう。」というつもりでキックをしてください。
その1拍目のダブルアクションの後、手のショットが2つあり、2拍目で再びダブルアクションがあるわけですが、ここでちょっとしたコツを述べます。
「2拍目以降は、バスドラムのダブルアクションからスタートと考えずに、その前の拍の手の2つの連打から繋がってダブルアクションする。」という間隔でプレイしてみてください。
 つまり、2拍目のアタマからのダブルアクションは、それ自体からスタートではなく、その前の1拍目後半の手の2つの音がまずあって、それに連なって次にダブルアクションなのだ、という感覚です。
そう思って演奏すれば、拍ごとにダブルアクションからスタートするというやりづらい感覚が多少薄れます。
同じ動きの繰り返しですから、3、4拍目のダブルアクションも同様に、その前の拍の手の2連打が先にあって、という感覚でプレイして良いわけです。
手の2連打をきっちり叩ければ、それと同じ速さで次のダブルアクションを行なえば良いわけだから、ダブルアクションもやりやすい。
 ただし気をつけたいのは、あくまでもダブルアクションをやりやすくするために、便宜上、手足の順序を逆ととらえてプレイするだけであり、実際は4拍目の手の2連打で1小節=4拍が終わるということを間違えてはいけません。
手足の順序を逆ととらえて、まずダブルアクション1回、そして手→足の順で2つづつ連打するのを3回繰り返し、最後にもう一回手の2連打をして終わり、ということですが、プレイに慣れて来たら、やはり本来の、バスドラムのダブルアクションからスタート、という感覚に戻して出来るようになってください。

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2015年06月27日発行第574号掲載


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