Beat46・WEBドラム教室[19-58]

【バスドラムのダブルアクション04-09】


 今回は、前号までのパターン中に出て来た、ハイハットワークの「拍のオモテでオープン、8分音符ウラでクローズ」という動きのための練習メニューを紹介します。
 譜面を見てください。
 ハイハットとバスドラムのみの動きです。
拍のオモテでハイハットをオープンしてスティックでショットし、8分音符のウラでクローズ、という繰り返しです。
クローズする部分も、スティックでのショットは行なってください。
ただし、このクローズの部分のショットはチップで軽く打つ、という感じです。
強く叩き過ぎたり、ハイハットシンバルのエッジを叩いたりすると、オープンの音とのメリハリがつかなくなります。
譜面の3、4拍目で、バスドラムのキックも加わって来ますが、最初はこのキックもナシにして、ハイハットの足の上げ下げと、スティックのショットのみでもいいでしょう。
 「拍のオモテでオープン、8分音符ウラでクローズ」がまず確実に安定して出来るようにしてください。
毎拍ごと、オープン/クローズが出て来て、しかもクローズのタイミング=足を踏タイミングが8分音符のウラですから、今回のフレーズを安定して出来るようになれば、「ウラで踏む」という動きにかなり慣れることになるはずです。
同時に、テンポをキープするのに、拍のウラ〜8分音符のウラを意識することにもつながります。
 さて、譜面の通りに、3、4拍目に8分音符のウラでバスドラムのキックを加えた場合、両足が同じタイミングで着地することになりますね?
その着地までの両足の動きのタイミングを分析しますと、ハイハットのオープンの音が鳴った時、当然ハイハット側の足は引き上がった状態ですが、バスドラム側はまだ降りた状態です。(オープン奏法でない場合)
そして、オープンの音を鳴らしたスティックが振り上げられる時に、同じタイミングとスピードでバスドラムの足を引き上げ、スティックの振り下ろしと同じスピードでキック、同様にハイハット側の足もクローズ=踏む、という形になります。
バスドラムのキックのための引き上げはスティックと同じ動きで良い、ということであり、そうやってバスドラム側の足が引き上げられるまで、ハイハット側の足は引き上げたまま、そして、下ろして着地までの動きを揃える、ということです。
一瞬ですが、両足が引き上がっている時間が生まれますから、腰と、腰の両側面あたりの筋肉を使って、重心のバランスを保つ必要があります。
ハイハット側の足を下ろすのが早くなってしまうと、オープンの音が短くなってしまう。
オープンの音を、キッチリ8分音符1個分の長さにする、ということに気をつけてください。

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2015年06月20日発行第573号掲載


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