Beat46・WEBドラム教室[19-57]

【バスドラムのダブルアクション04-08】


 前号からの続きです。
 今回は2拍目から3拍目のハイハットオープン、そしてクローズまでの部分を解説して行きます。
 まず、2拍目の8分音符ウラからバスドラムのダブルアクションを行い、その直後の3拍目アタマでハイハットオープン、そして、3拍目の8分音符ウラでクローズ、という形です。
 今までと違うのは、3拍目の「アタマ」でハイハットオープン、そして「ウラ」でクローズ、という点です。
ダブルアクションからハイハットのオープンまでの動きは、前号と同様です。
バスドラムをしっかり2つ鳴らし切ってから、3拍目アタマでハイハットオープンをする。
慌てなくても間に合う、という意識でハイハット側の足の引き上げを行なう、ということでした。
スローテンポであれば特にそのゆとりはある、と前号で述べましたが、慣れてくれば、テンポが速くなっても対応出来るでしょう。
ハイハットを刻むスティックの、ショットしに行く下向きの動きと、ハイハットをオープンする足の引き上げは、反対方向ではあるが、同じスピードで動けば良いのであり、足の引き上げの素早さがあれば、手足が一体となった動きとなるわけで、同時に動かすスティックと足のスピードを変えることの方が難しいでしょう。
音符のタイミングにのっとった、自然な動きですから、テンポが速くなっても、自然に、テンポに合った足の引き上げ=オープンの動きが出来て来ると思います。
スティックの動きよりも素早く足を引き上げられるように出来れば、さらに演奏に余裕が生まれるし、バスドラムのダブルアクションにハイハットオープンが影響を及ぼすことは、ほぼなくなります。
 問題は、クローズの方ですね。
今までのハイハットオープンは、8分音符ウラで行なうものばかりでした。
そして、8分音符1個分オープンの音を伸ばす。
これはすなはち「次の拍のアタマでクローズ=次の拍のアタマで足を踏む」ということですので、動きとしてはやりやすい。
しかし、今回は拍のオモテでオープン、次の8分音符ウラでクローズであり、これはすなはち「8分音符ウラで踏む」ということです。
足を踏む、という動きは、テンポに乗って行なう方がやりやすいわけだから、拍のオモテ=アタマ=4分音符のタイミングで踏む方がやりやすい。
ですから今回の、8分音符ウラでクローズ=踏むという動きは少々やりにくく、手こずるかも知れませんね。
 次回に続きます。


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2015年06月13日発行第572号掲載


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