Beat46・WEBドラム教室[19-56]

【バスドラムのダブルアクション04-07】


 さて今回は、ダブルアクションと、ハイハットのオープンクローズを交えたリズムパターンを、もうひとつ紹介しておきましょう。
 譜面を見てください。
 ダブルアクションは、16分音符の1、2個目の形と、3、4個目の形の2種類が出て来ます。
一方、ハイハットのオープンクローズは、1拍目の8分音符ウラからオープンの形と、3拍目アタマからオープンの形が出て来ますね。
 1拍目から解説して行きましょう。
まず、1拍目アタマからバスドラムのダブルアクションを行い、その直後にハイハットのオープンがあります。
バスドラムを確実に2つ鳴らしてから、ハイハット側の足の引き上げを行なうことが大切なポイントです。
当然、ハイハットオープンを行なう足の引き上げを素早くしなくてはならない。
この素早さに自信がないと、ダブルアクションを行ない切る前にハイハット側の足を上げ始めることになるので、ダブルアクションの方が上手く出来なくなる可能性があります。
この、ハイハット側の足の引き上げのスピードについて、ハイハットを打つスティックの動きから考察してみましょう。
 まず、ダブルアクションの2つ目の音が鳴った瞬間、ハイハットを打つスティックは、頂点まで引き上がっていることはわかるでしょうか?
ハイハットは8分音符を叩くわけだから、ハイハットの音と音の間では引き上がっていますね?
そしてそこはつまり、ダブルアクションの2つ目の音が鳴るタイミングです。
そしてその直後にハイハットのオープンをする。
要するに、頂点に上がったスティックが振り下ろされる速さと同じ速さで、ハイハット側の足が引き上げられれば良い、ということです。
 ハイハットを打つスティックとハイハット側の足の引き上げは、確かに逆方向の動きではありますが、筆者が言いたいのは、
「そんなに慌ててハイハット側の足の引き上げをやらなくていいよ。」
ということです。
ハイハットを打つスティックが頂点にある状態から、ハイハットを打つ迄の時間は、ちょうど16分音符1個分です。
スローテンポであれば、そんなに短い時間ではないですね?
スローテンポから練習すると思いますから、ハイハット側の足の引き上げは、確かに素早さは必要ですが、ダブルアクションが確実に成されるまでは動かさない、それでも十分間に合う、と思ってトライして頂ければ良いでしょう。
 次回に続きます。

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2015年06月06日発行第571号掲載


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