Beat46・WEBドラム教室[19-54]

【バスドラムのダブルアクション04-05】


 さて今回は、前号までとは別の、さらに発展させたリズムパターンをやってみたいと思います。
 譜面を見てください。
 1、2拍目については前号までと同じです。
この1、2拍目のキックのパターンを活かすために、3、4拍目はシンプルに、ということからはまたまた外れますが、練習のためのパターンだと思ってください。(もちろん、曲のアレンジによっては使えるものではあります。)
3拍目は、16分音符の2つ目と3つ目のダブルアクションになっていて、2拍目のダブルアクションから、16分音符1個分の隙間しかない状態で、連続してダブルアクションを行なう形なので、バスドラムのキックはこの2拍目から3拍目が一番キツいでしょう。
 これまで述べて来たように、ダブルアクションの「1打目は弱めに、2打目で強く。」ということを基本としてトライしてください。
当然ながら、2拍目のダブルアクションの2打目のキックの時は、ビーターをバウンドさせて、次の3拍目のダブルアクションに備えなくてはなりません。
普段、オープン奏法を使っていない人でも、この部分はビーターをバウンドさせる、つまり、オープン奏法と同様のキックの在り方でなければならないわけです。そうしないと、3拍目のキックが間に合いません。
 次に、4拍目に注目してください。
スネアのショットのすぐ後、16分音符2つ目にキックが入り、そのすぐ後に、ハイハットオープンがあります。
そして、ハイハットのクローズが次の小節の1拍目アタマで為され、同時に同じその1拍目アタマから再びダブルアクションを行なう、という動きになります。
両足の動きが関わって来るので、腰まわりの安定感がとても重要になって来ます。
 まず、ハイハットをオープンさせる足の引き上げを素早く行なうことです。
直前のバスドラムのキックが鳴り終わった後に引き上げること。
これより早過ぎると、スネアと同時に打つハイハットの音も、中途半端に開いた音になるでしょう。
 また、スネアの直後のバスドラムのキックも、上手く出来ない可能性も出て来ます。
両足が引き上がる時間が出来てしまうからですね。
まず、バスドラムのキックを確実に行ない、その直後に素早くハイハットのオープンを行なうこと。
この素早さがなければ当然、ハイハットのオープンの音が上手く鳴りません。
振り下ろされるスティックと同じスピードかそれ以上の速さで引き上げないと、スティックがハイハットに当たった瞬間、まだハイハットシンバルが緩んでいなくて(閉じたままになっていて)、オープンの音が鳴らない、ということですね。
 次回に続きます。

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2015年05月23日発行第569号掲載


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