Beat46・WEBドラム教室[19-51]

【バスドラムのダブルアクション04-02】


 前号からの続きです。
16分音符の1つ目と2つ目=拍のアタマからの連打、のダブルアクションの形です。
今回もまず音符の速さを半分にしてキックをし、その感覚を残しつつ、音符の速さを再び2倍にし、本来のダブルアクションを行う方法を用いてみましょう。
 譜面を見てください。
 今回のダブルアクションの音符の速さを半分にしたものは、オーソドックスな8分音符の連打の形になりますね。
ハイハットの刻みも半分にして、手足全体の速さを半分にしたものが1、2拍目の形となります。
2拍目のスネアは()がついていますが、これは、叩いても叩かなくてもいいよ、ということです。
もっとも、2拍目でスネアを入れると、3、4拍目の、本来のダブルアクションとスネアのタイミングの関係と異なってしまうので、むしろ叩かない方が良いかもしれません。
 譜面の1拍目のバスドラムの形は、恐らくもう数えきれないほどやって来ている形ですよね?
日常的に頻繁に演奏するキックのバリエーションであるはずです。
 では、その日常において、8分音符を連打する時、どのように音量差を意識しているか? ということです。
え? 音量差? と慌てた読者さんは居るでしょうか?(笑)
通常この、8分音符連打のキックの場合、2つの音の音量を揃える、ということは意識していると思います。
そしてそれは間違いではありません。
ただ、それだと、演奏全体としては、メリハリのない平べったい感じになってしまう可能性がある。
そうならないためには、8分音符の連打であっても、やはり、「2つ目を強く」というコントロールをする必要があります。
要するに、日常の演奏において、そこまで踏み込んだ「表現」というものを意識していますか? ということですね。
 今まであまりそこまで意識して来なかった、という人は、今回の練習メニューを通して、8分音符の連打でも2打目を強く、とうことを意識してキックしてみてください。
同じリズムパターンでも、聞こえ方がまるで変わって来ます。
そして、その2つ目(2打目)を強くというコントロールで、今回の譜面の形の1、2拍目を演奏し、その感覚を脳に留めたまま、3、4拍目へと繋げて行くと、ダブルアクションも安定してキック出来るようになるはずです。
また、この2つ目(2打目)を強く、というのは、スティックコントロールにおいても当てはまるのだ、ということも頭に留めておいてください。

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2015年05月02日発行第566号掲載


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