Beat46・WEBドラム教室[19-50]

【バスドラムのダブルアクション04-01】


 さて今回からは、いよいよダブルアクションの4通り目、最後の形を紹介していきます。
ちなみに今までの3通りを列記してみますと、
1)16分音符4つ目と次の拍の16分音符1つ目(拍のアタマ)、
2)16分音符2つ目と3つ目、
3)16分音符3つ目と4つ目、
この3通りでしたね? では、残る1通りは?
 譜面を見てください。
16分音符1つ目と2つ目、つまり、拍のアタマから連打するダブルアクション、ということですね。
4通りある中で、今回のものが一番難しい形です。
 読者の皆さんならもうおわかりでしょうが、拍のアタマから、つまり、多くの演奏において、強い音を出す事が多い=強い音を出したくなる部分、そこから連打するからです。
ダブルアクションの2つの音を安定して出すために、1打目=1つ目は音量を抑え気味にキックする、ということは繰り返し述べてきました。
その1つ目が、強い音を出したくなる部分なので、矛盾しますね?
2号前のメルマガ=3−13号において、ダブルアクションの1つ目の部分でクラッシュシンバルを打つ場合と同じ、と言えます。
 ただ、シンバルを打つ時と比べると、1打目は音量を思い切って抑えて良いでしょう。今回の形はリズムパターンですから、拍のアタマだからといって強い大きい音を出す必要はありません。
出さなきゃいけない、と思っているとすれば、それは先入観です。
 もしくは、自分のテンポキープのために強く大きく出してしまう、ということ。
ドラムがこのように、拍のアタマだけでなく、それに続いて連打してキック音を出すという形をとる以上、ベースなど他の楽器も同じリズムで音を入れる、というアンサンブルの形をとるはずです。
つまり、そうやって音を出す目的は、拍のアタマから連なる2つの音をバランス良く聴かせよう、という意図があるわけだから、ベースなどもやはり1音目は抑え気味に、2音目を強く、という弾き方に自然となるわけです。
仮に、拍のアタマだけを鳴らす楽器があったとしても、ガツーンと大きな音を出す事はないでしょう。
大きく出してしまうと、アンサンブルのバランスがおかしくなるし、ドラムが拍のアタマからダブルアクションをする意味もなくなります。
ポイントは、やはりダブルアクションの2つの音の音量バランス、ということになります。
 次回に続きます。

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2015年04月25日発行第565号掲載


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