Beat46・WEBドラム教室[19-49]

【バスドラムのダブルアクション03-15】


 今回は、前号と同じダブルアクションで、クラッシュシンバルを入れるタイミングが違う形を紹介します。
 譜面を見てください。
 ダブルアクションの2つ目、つまり、16分音符4つ目でクラッシュシンバルを打ちます。
ダブルアクションの2つ目=より強くキックする方、でシンバルを打つ、という意味では、慣れるとやりやすい一面はありますが、逆に、手=スティックの動きの方が難しくなります。
 各拍で、手のショットは3打あるわけですが、右利きの場合は基本的にRLL、という手順で叩くことになります。
利き手ではない左手で16分音符ウラを連打することになり、しかも、クラッシュシンバルも打たなくてはなりません。
これまでも、バスドラムをキックしながら、利き手とは違う方の手でクラッシュシンバルを打つ形のものが幾つかありましたが、そのやりにくさが実感出来ていることと思います。
しかも今回は、ダブルアクションをしながら、なので、さらにハードルが上がっていますね?
利き手と逆の手のシンバルショットとバスドラムのキック、双方のタイミングがなかなか合わない、特に、シンバルを打つ手が遅れてしまう、というふうになりがちです。
ですから、今回のフィルインが上手く出来ないときは、手の動きのみをまずやってみてください。
シンバルショットが遅れないように気をつけます。
その上で、バスドラムのダブルアクションを加えるわけですが、当然、最初は超スローテンポからトライします。
 前号のように、音符の速さを半分に落としてやってみても良い。
手の動き、足のダブルアクション共に、難しい形ですから、手足それぞれのコントロールの精度が低いと、なかなか上手く出来ません。
自分自身が、手の動き、ダブルアクション、どちらが上手く出来ないかを比較し、上手く出来ない方へ意識を多く傾けて演奏します。
意識をどちらかへ多めに傾けた結果、もう片方が上手く出来なくなるようであれば、そのもう片方の精度もまだまだ低い、ということですね。
特にドラマーにとって、この「意識の配分」は必ずついてまわる課題ですが、少なくとも、手か足のどちらかは「間違いなく出来る」という確信が持てるくらいに自分のものになっていないと、意識の配分自体が意味を成しません。
 また、今回の形の移動のバリエーションについては、さしあたって、各拍のアタマが利き手からスタート出来るような順序、つまり、右利きなら、常にRLLの手順で繰り返せるようにパーツ移動する形で良いと思います。

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2015年04月18日発行第564号掲載


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