Beat46・WEBドラム教室[19-47]

【バスドラムのダブルアクション03-13】


 さて今回は、シンバルのショットを交えた形で、ダブルアクションを使ったフィルインを紹介します。
 譜面を見てください。
 16分音符の3つ目と4つ目のダブルアクションであることは変わりませんが、そのダブルアクションの1打目のところに、クラッシュシンバルを加えます。
前号までの形にクラッシュシンバルのショットがプラスされた形です。
 これまでにも、ダブルアクションをするタイミングは違うが、クラッシュシンバルのショットも交えたフィルインは幾つかありましたが、「ダブルアクションの2打目のところでクラッシュシンバルを打つ」形でしたね?
つまり、より強くキックすべきところでクラッシュシンバルを打つのだから、慣れればやりやすい、という一面がありました。
しかし今回のフィルインは、ダブルアクションの1打目でクラッシュシンバルを叩くわけだから、当然その1打目のキックも強くなりやすいわけだし、また、強くキックすべきである、ということです。
 ところが本来、ダブルアクションは、確実に2つ音を鳴らすために、特に2つ目をしっかり鳴らすために、1打目は軽めにキックする、ということでしたから、ここで矛盾が生じます。
 結論から言いますと、今回の形の場合は「2打とも強くキックしなければならない。」ということです。
そういう意味ではこれまでのダブルアクションを使ったフィルインの中では一番、難易度が高いと言ってもよいでしょう。
キックする足の筋力もさることながら、その精度の高さも必要になります。
 最初は是非とも、「超スローテンポ」から始めてください。
譜面上では16分音符ですが、ミドルテンポの8分音符を叩くぐらいのつもりで。
つまりは、メトロノームの数値が70以下のテンポでやってみる、ということ。
60まで下げてもいいくらいです。
そうしてまず、「バスドラムとクラッシュシンバルを同時に鳴らす動きを行なった後、さらにバスドラムはもう一発続けてキックする。」という動作の並びに慣れてください。
 当然ながら、続けてキックすることで音量は落ちてはいけません。
むしろさらに強くキックするぐらいで出来なければなりません。
8分音符をキックするつもりでキックするのだから、ヒザとカカトは、1打ごと、しっかり引き上げる。
しっかり引き上げられるテンポで練習する、ということ。
テンポ60だとか、それ以下の速さだとキープ自体が苦しい、という場合は、とりあえず、メトロノームを8分音符で鳴らしてもいいでしょう。
 次回に続きます。

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2015年04月04日発行第562号掲載


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