Beat46・WEBドラム教室[19-46]

【バスドラムのダブルアクション03-12】


 前号から続いて、16分音符を2連打する場合の「縦の動き」についての解説を続けます。(右利きセッティングの場合と想定して解説します。)
前号では、スネアとハイタムについてでしたが、今回は、ロータムとフロアタムについてです。
これからの解説を読む前に、前号をもう一度読んで頂ければ今回の解説もわかりやすいでしょう。
前号において、ロータムをスネアに近づけるようにセットする場合、ハイタムがスネアの真ん前に来る、つまり、スネアとハイタムが縦に一直線に並ぶ、という結論でしたね?
そしてそうなるセッティングが望ましいと述べました。
ロータムをスネアに近づけるようにセットした場合、ロータムは、フロアタムと比べると、左側に寄る形になりますね?
フロアタムよりロータムが左側にある、という位置関係ならば、当然、フロアタム→ロータムという順に叩く場合は、RLという手順になる。
 では、ロータム→フロアタムという順に叩く場合はどうでしょうか?
普通に考えれば、左側にあるロータムから、右側にあるフロアタムへと移動するわけだから、LRという手順が叩きやすいでしょう。
ただ、ロータムとフロアタムには、元々、「打面の高さに大きな差」があります。
よって、右手でロータムを叩く時、肘を少し外に出しながら、つまり、通常よりも右側からスティックを伸ばして来て叩けば、次に左手でフロアタムを叩くための「通り道」が出来ます。
この通り道が確保されるのであれば・・・、ロータム→フロアタム、フロアタム→ロータム、このどちらも、RLの手順で叩ける、ということですね。
 さて、残るは、ハイタムとフロアタムを使う場合ですが、これは、セッティングをどういじっても、ハイタムが左側、フロアタムが右側になるので、叩く順番に寄っておのずと手順も決まるでしょう。
高さの差はあるものの、双方がかなり離れているので、ハイタムを右手で叩いた場合に、左手でフロアタムを叩く通り道は作りにくいですね?
よって、ハイタム→フロアタムならLR、フロアタム→ハイタムならRL、の手順で叩く方が無理がないでしょう。
 捕足として。今回のフィルイン(03−09〜)は、4拍目まで16分音符3つ目、4つ目のダブルアクションを行なう形としていますが、これだと、リズムパターンに戻った1拍目アタマのキックを含めれば、16分音符の3連打となります。
この動きがキツい場合は、4拍目のみ、自分なりにアレンジして、バスドラムが3連打にならないように変えてもOKです。

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2015年03月28日発行第561号掲載


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