Beat46・WEBドラム教室[19-44]

【バスドラムのダブルアクション03-10】


 では、前号の形の、移動のバリエーションを解説して行きます。
これまでもそうでしたが、タムやフロアタム、シンバルを使ったバリエーションのすべてを羅列すると、膨大な量になってしまいますから、バリエーションの作り方のポイントを述べながら、一例を紹介します。
 譜面を見てください。
同じパーツを連打する場合はどちらの手順でも構わないと思いますが、右利きであれば、RLとなるのが自然でしょう。
では、譜面のように、1打づつ違うパーツを叩く場合はどうか。
各拍の手=スティックによる連打を、どういう手順で叩くかによって、可能な移動の形は決まって来るでしょう。
しかし、フィルインのバリエーションを考える場合は、初めに手順ありき、ではなく、どのパーツをどの順に叩くか、をまず考えた上で、どういう手順にすると叩きやすいか、あるいは叩けるか、を考えるべきですね。
 譜面の形は、☆1、2拍目はRL、3、4拍目はLR、(いずれも右利きの場合)☆という手順でなければ叩けないと思いますが、
「この順序で音の変化をつけて表現したい。その結果、手順がこうなった。」
であるべきだと思います。
 これまでのダブルアクションを使ったフィルインにおいても共通な事柄、として、整理をしたいと思いますが、「スティック(手)の連打をする2つのパーツの選択において、自分から見て右側から左側への移動ならRL、左側から右側への移動ならLR。」(右利きの場合)と決めておくといいと思います。
譜面の形は、この原則に沿って考えれば、上記☆〜☆の手順となるはずです。
標準セットで言えば、スネアとハイタムが左側、ロータムとフロアタムは右側、とする。
つまりこの場合、4つのパーツのうち、右側は右手で、左側は左手で叩く、と決めてしまうわけですね。
これは、「斜めも含めた左右の移動、真横の移動」という条件での決めごと、ということになるわけですが、スネア、ハイタム、ロータム、フロアタムの4つを叩きやすくセッティングした場合、こう決めて叩くことはごく自然であると思います。
 あとは「縦の移動」はどうするか?ということになりますね。
スネアとハイタム、ロータムとフロアタム、この2つを1打づつ叩く場合の手順ということですが、これは次回に解説することにしましょう。

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2015年03月14日発行第559号掲載


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