Beat46・WEBドラム教室[19-37]

【バスドラムのダブルアクション03-03】


 今回は、前号、前々号のダブルアクションの応用で、よく使われるキックの形です。
 譜面を見てください。
 注目すべきは、3拍目のバスドラムの部分です。
拍のアタマでもキックをし、その後16分音符の3つ目4つ目のダブルアクションをする形ですね。
拍のアタマでキックしてから、ダブルアクションまでに、16分音符1個分の間しかありません。
このキックの形は、演奏全体を重たい雰囲気にしたいようなときによく使われます。
ハードロック、ヘビーメタルなどでよく使われます。
ハードロックとかヘビメタとか好きじゃないし、という人も居るとは思いますが、キック力の向上のためのメニューととらえてください。
 なお、1拍目のキックは、8分音符のシンプルな2連打ですが、これは、3拍目のキックの形がスムーズに出来るためのもの、と思えばいいと思います。
 前号のポイントと同様、1拍目でダブルアクションの部分は、1つ目だけをキックし、3拍目では2つ目も加えてダブルアクションにする、ということですね。
1拍目のキックの2連打は、少し軽めにキックし、3拍目は、拍のアタマとその次=ダブルアクションの1つ目も軽めにキックして、ダブルアクションの2つ目のみそれよりも強くキック出来れば、全体としてきれいに整って聞こえるでしょう。
1拍目の2連打と、3拍目のアタマとその次=ダブルアクションの1つ目、この部分は双方まったく同じタイミングですね?
ですから、1拍目の感触をそのままに、ダブルアクションの2つ目=16分音符4つ目を加えてキックする、ということです。
実際にキックしてみればわかりますが、前号、前々号のように、単に16分音符3つ目と4つ目だけをダブルアクションするよりも、今回の、拍のアタマにキックを加えてからダブルアクションする方が、足の動きはキツいですよね?
キツいということで起こりやすい症状は、ダブルアクションの部分の1つ目のキックのタイミングが遅れやすい、もしくは、ダブルアクションの2つ目の方が遅れる、というものです。
 逆に、ダブルアクションの部分をテンポの中に納めようとして、ダブルアクションの1つ目のタイミングを早くしてしまう、ことも起こりえます。
こうなると、不正確な3連符のように聞こえてしまうでしょう。
つまり拍のアタマとその次のキックの2つの音が、8分音符の間隔よりも狭くなるということ。
コツとしてはやはり、拍のアタマとその次=ダブルアクションの1つ目を軽くキックすること。
また、ビーターは拍のアタマをキックしたらすぐに戻す、ということです。
この、「すぐに戻す」というのがポイントです。
 次回に続きます。

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2015年01月24日発行第552号掲載


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