Beat46・WEBドラム教室[19-35]

【バスドラムのダブルアクション03-01】


 さて、今回より3通り目のダブルアクションについて解説して行きますが、これままでに解説した2通りのダブルアクションの形も列記しておきます。
今回の譜面を見ながら、比較をしてください。

(1)16分音符の4つ目と、次の拍のアタマ=16分音符1つ目の連打。
(2)16分音符の2つ目と、3つ目=8分音符のウラの連打。

この2通りでしたね?
この2通りの形に共通することは、「ダブルアクションの連打の、後ろの音=2打目が、拍のアタマないしは8分音符ウラである。」ということ。
つまり、後ろの音=2打目が、比較的わかりやすいタイミングであり、かつ、音を入れやすい、入れたくなるタイミングである、ということです。
ダブルアクションは、後ろの音=2打目を強くキックする、ということが大切なポイントです。
その、強くキックすべきタイミングが、わかりやすく入れやすいので、慣れれば難しくはない形、とも言えるわけです。
 しかし、今回の形からそれが逆になります。
譜面を見て頂ければわかると思いますが、今回のダブルアクションは、「1打目が8分音符のウラ、2打目が16分音符4つ目。」という形です。
つまり、各拍の16分音符4つのうち、後半の2つを連打、という形ですね。
キックしやすい、キックしたくなるタイミングが先=1打目、ということで、この1打目の音が強くなって、2打目の音が小さくなりやすい、ということです。
 また、今回の譜面のパターンでは、3拍目のアタマは、バスドラムは「休符」となり、3拍目の8分音符ウラからキックがスタートになるので、タイミングが狂いやすい、とも言えます。
この3拍目アタマの部分で、「ウッ」と口で言うなり、心の中で言うなどして、タイミングをしっかり取って、ダブルアクションの最初の音のタイミングが的確に入るようにします。
 2つのバスドラムの音の強弱はさておき、まず1打目のタイミングが上手く入らなければ、2打目も上手く入りません。
ダブルアクションを焦るあまり、この1打目を早くキックしてしまう可能性が大きいです。
まず、1打目のタイミングを気をつけてやってみてください。
 次回に続きます。

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2015年01月10日発行第550号掲載


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