Beat46・WEBドラム教室[19-34]

【バスドラムのダブルアクション02-16】


 前号の続きです。
 ダブルアクションの1つ目のキック後、素早くビーターを戻し、シンバルを打つスティックの動きに追いつく、という話をしました。
当然ながら、ダブルアクションの1つ目のキックにおいて、ビーターが打面に止まってしまっては、素早く戻せません。
1つ目のキックに力を込め過ぎると、ビーターが止まりやすい。
1つ目は軽く、2つ目で強くキック、ということを再度思い出してください。
 また、素早く、ということを意識し過ぎるあまり、ビーターの戻しが不十分だと、2つ目を強くキック出来ず、また、ダブルアクションの2つの音が詰まってしまう、いわゆる「滑る、転ぶ」という状態になりやすい。
さらに、素早く戻そうとして、足先だけを上げてビーターを戻そうとすると、これも2つ目が強くキックしづらくなります。
この、足先だけを上げるというやり方は、テンポが速い時に、結果的にそうなる、という形にし、原則としては、ヒザとカカトをしっかり引き上げてビーターを戻すようにしましょう。
 ヒザとカカトを引き上げる、ということは、足の付け根から動かす、足全体を使う、ということです。
このことを意識してキックすることが脚力の向上につながります。
何より、足全体を使った大きな動きの方が、シンバルを打つ手の動きと揃えやすいことは言うまでもありません。
 上手く出来ない時の対策としては、各拍の最後の音=16分音符4つ目の音を省いて、右手のスネアとシンバルを行き来する8分音符の連打とバスドラムのダブルアクションのみでやってみて、右手とダブルアクションの動きがかみ合って来たら=シンバルとバスドラムの音がピッタリ合うようになったら、16分音符4つ目の音を加える、という順序でトライするといいでしょう。
 今回の解説は、バスドラムのダブルアクション01−15〜18のバリエーションを演奏する場合にもポイントとなりますので、実際に演奏して確認してみてください。
 また、タムやフロアタムへのバリエーションも創作してみましょう。
クラッシュシンバルを打つため、手順はRRLが基本となると思いますが、手順を変えても出来る、と言う人はLLRの繰り返しも含めて、移動バリエーションを考えてみてもいいでしょう。

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2015年01月03日発行第549号掲載


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