Beat46・WEBドラム教室[19-33]

【バスドラムのダブルアクション02-15】


 今回は、さらに違うバリエーションの解説です。
 譜面を見てください。
 各拍の8分音符ウラのところ=ダブルアクションの2つ目の音のところで、クラッシュシンバルのショットを加える形です。
右利きの場合、手の動きは、RRLの手順を繰り返す、という形が一番叩きやすいですね?この手順で出来なければ、他の手順に変えても恐らく出来ないでしょう。
このRRLの手順で叩くと、右手はスネアとシンバルを行ったり来たりする形で8分音符を連打する形になりますから、テンポキープはしやすいでしょう。
 まず、バスドラムはナシにして、手だけの動きを確認しましょう。
右手の8分音符の連打を柱として、バスドラムが入っても、この右手の動きのリードで演奏出来ればいいのですが、実際はそう簡単にいかないかもしれませんね。
手の動きに意識が偏ると、バスドラムのダブルアクションが上手く行かないと思います。
「ダブルアクションの1つ目のキックの後、素早くビーターを戻して、右手に追いつく。」ということがポイントです。
 「追いつく」とはどういうことか?
まず、右手は、ダブルアクションの1つ目の音が鳴った時には、頂点まで振り上がった状態で、次のシンバルのショットに備えていなければなりませんね?
一方バスドラムも、ダブルアクションの2つ目で右手のシンバルのショットと同じタイミングでキックしなくてはならない。
つまり、ダブルアクションの1つ目の時点で、右手は既に次のショットの準備が出来ているが、キックは1つ目の音を鳴らしている瞬間だから、動きとしては、右手よりも遅れをとっていることになる。
ゆえに、1つ目のキック後、素早くビーターを戻して、右手が頂点まで振り上がった状態に「追いつく」ということです。
右手は8分音符の連打の動きなので、追いつくためのわずかな時間はある、ということです。
こうして、ビーターの戻しを素早くして、右手がシンバルに向けて振り下ろされる前に戻し切ることが出来れば、後はそこから手足の動きを揃えて、シンバルショットとキックを同時に行なえますから、今回のフレーズが全体としてスムーズに演奏出来る、ということです。
 次回に続きます。

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2014年12月27日発行第548号掲載


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