Beat46・WEBドラム教室[19-32]

【バスドラムのダブルアクション02-14】


 16分音符の真ん中2つでのダブルアクションの形を使ったフィルイン、今回はまた前号とは違った移動のバリエーションです。
 譜面を見てください。
 移動のバリエーションが変わるということは手順が変わる、ということですね。
今回は、各拍ごとの手の2打は、同じパーツを叩く形ですが、移動順が、フロアタム→スネア→ロータム→ハイタム、となっていますね?
ですから、1拍目の2つは右手で、2拍目スネアは左手、3拍目のロータムは再び右手で、4拍目のハイタムは左手で叩く、という形が一番スムーズでしょう。
自分の右側にあるパーツは右手で、左側にあるパーツは左手で叩く、という形です。(右利きの場合。)
片方の手(スティック)で、16分音符の1つ目と4つ目を叩くわけですが、4つ目を打つためのスティックの引き上げのタイミングをちゃんとしていれば、難しくはないでしょう。
1つ目を打った後、すぐに引き上げを始めてもいいですが、バスドラムのダブルアクションの2打目の音が鳴った時に頂点に上がっていること。
これが守られれば、4つ目も的確に打てるでしょう。
 問題は、2、3、4拍目のアタマ、つまり、使う手が変わるところでしょうか。
この部分が詰まったり、拍のアタマが遅れたりしやすいでしょう。
16分音符4つ目の音を叩きに行く振りおろしと同時に、もう片方のスティックが振り上がり、4つ目の音が鳴った時に頂点まで上がっていること。
このスティックの動きは、これまでも繰り返し述べて来ましたが、今回の場合は、拍をまたぐこの連打の部分が、RL、LR・・・と毎回手順が変わるので、狂いやすいということです。
 まずは、バスドラムはなしで、両手の動きだけを練習した方がいいでしょう。
テンポに合った16分音符の速さを捉えて叩きます。
バスドラムで出すべき2つの音を抜く場合は、心の中で音を鳴らしながら、(あるいは口で言いながら)実際に出す音=1つ目と4つ目を含めて正確に並べることです。
 また、今回の移動の形は、他の手順でも叩くことは可能ですが、上記に示した手順も含めて、出来うる色々な手順で叩けるようにしておく方がいいですね。
それはそのまま、自分自身のバリエーションの広がり、技術の向上につながります。

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2014年12月20日発行第547号掲載


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