Beat46・WEBドラム教室[19-31]

【バスドラムのダブルアクション02-13】


 さて、今回もさらに別の移動のバリエーションです。
 譜面を見てください。
 各拍のアタマはすべてスネアですが、16分音符の4つ目の部分をハイタム、ロータム、フロアタム、そして4拍目は再びロータム、という順に移動させます。
右利きの場合、拍のアタマのスネアを4拍共左手で叩き、移動する16分音符4つ目の部分は右手を使って叩く、という形になります。
最初の1拍目アタマは右手でも良いですが、その場合16分音符4つ目も右手で叩き、2拍目アタマを左手で叩く、という手順になるでしょう。
 もしくは、1拍目と2拍目のアタマは右手でも叩けますね?
ですから、1〜2拍目にかけての手順をRLRRとしても3拍目以降につなげて行くことも出来ます。
これは、ハイタムがスネアとほぼ縦に並んでいるために出来ることですね?
ただ、2拍目の16分音符4つ目はさすがに右手でロータムを叩かないと、3拍目以降が難しいでしょう。
仮にここを左手で叩けば、3拍目アタマのスネアを右手で叩かなくてはならなくなり、無理な動きになります。
出来なくはないかもしれませんが、そこから次はフロアタムを叩くわけですから、当然右手の方が叩きやすいわけで、そうすると、3拍目は2打共右手で叩く形になる。
 ただ、それまでの手順からいきなり違う手順で、というのはそれだけやりにくくなる。
仮に3拍目の16分音符4つ目部分のフロアタムを、それまでと同じ手順に則って左手で打ってしまうと、4拍目アタマのスネアは、ほぼ打てない、となってしまいますね?
こうして、拍ごとに手順を変えるよりは、「スネアは左手、タムやフロアタムの移動部分は右手。」とはっきり役割を分けた方が断然叩きやすい。
セット全体の左寄りにあるスネアは左手で、自分より右側にあるフロアタムも含めた移動は右手で、とするのが一番叩きやすいと思います。
 ただし、4拍目については、2打共左手で叩いて、リズムパターンに戻る時のクラッシュシンバルを右手で叩けるようにします。
いや、左手でもクラッシュシンバルを叩ける、という人は最後のロータムも右手で叩いてもいいでしょう。
そうすればフィルイン部分の4拍はすべて同じ手順で統一出来ます。
リズムパターンに戻る時に、クラッシュは打たずにハイハットから、という場合も当然最後のロータムも右手の方がいいでしょう。
右利きなら、ハイハットは一番左側にあるのですから。
 次回に続きます。

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2014年12月13日発行第546号掲載


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