Beat46・WEBドラム教室[19-30]

【バスドラムのダブルアクション02-12】


 今回も、前回に続いて、また別の移動バリエーションです。
 譜面を見てください。
 スネアからタム、フロアタムへと順に降りて行く形ではありますが、前号と違うのは「連打の部分は同じパーツを叩く」ということです。
前号の形よりもやりやすい、と感じる人も多いかもしれません。
実際のレッスンにおいても、今回の形の方がやりやすい、と答えた生徒さんは多かったです。
ただ、前号の形の方がやりやすい、と答えた生徒さんも居たことは事実で、どちらがやりやすいかは、人それぞれの音感や、演奏の経験の内容などによると思います。
どちらがやりやすいにせよ、やりにくい方の形もスムーズに叩けるように挑戦してください。
それが自分自身の新たな経験値となり、フレーズの引き出しを増やすことになります。
 手順は今まで通り、右利きならば拍のアタマは右手、16分音符4つ目は左手でいいでしょう。
連打部分をRLと叩く手順でも可能ですが、右利きの人は何でも右手から始めて叩く、ということが、左手の強化を遅らせることにもなるので、連打部分はLRの手順となるようにしましょう。
 前号で述べた「低空飛行のような動き」も当然出来た方が良い。
叩いてみればわかりますが、テンポがゆっくりであれば、必ずしもこの低空飛行の動きが出来なくても叩けると思いますが、テンポが速くなるにつれ、必要になってくるでしょう。
 さらに今回の形では、右利きならば、連打の部分がLRというふうに右手で終わり、次はさらにその右側へと移動して行くので、拍のアタマの音を叩き終わったら、両手とも速やかに次の右側のパーツへと低空飛行させる必要があります。
特に、ハイタムからロータムへの移動(1拍目終わりから3拍目アタマにかけて)の部分で必要になります。
低空飛行には当然ながら「状態の右横へのひねり、回転」も伴って行ないます。
腕だけでやろうとすると、腕に余分な力が入り、斜めや前後の動きに於ける肘の曲げ伸ばしが妨げられたり、動きそのものがズムーズに出来なかったりします。
 前号の形と比べてやりやすいと思われる理由のひとつとして、今回のものは、ほぼ両手同時に低空飛行〜移動の動きが出来るのに対し、前号の形は、右手と左手で、移動の動きをするタイミングが別々である、ということも言えるでしょう。

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2014年12月06日発行第545号掲載


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