Beat46・WEBドラム教室[19-29]

【バスドラムのダブルアクション02-11】


 さて、前号(前々号)の移動のバリエーションを紹介していきます。
 譜面を見てください。
 1拍づつ、順に降りて行く形です。
難しくない形に思われますが、「なんかやりにくいぞ。」と思う人も居るかもしれません。
というのは、手の連打の部分が拍をまたがっていて、その連打の部分同士の間隔も開いているから、と言えるでしょう。
やりにくいと思ったら、まずB.Dはナシにして、手の動きだけを確認してみましょう。
 右利きの場合、各拍1打目は右手で叩くわけですから、その右手は4分音符を叩くのと同じ動きですね?
4分音符でひとつづつ、スネア、ハイタム、ロータム、フロアタム、と叩いて行けばよい。
そういう意識で叩けばいいのですが、極端に右手にばかり意識が偏り過ぎると、左手のショットが弱くなりますから、注意しましょう。
 また、1拍ごとに流れが途切れやすい移動であるので、拍ごとにアタマを打った右手は、次に叩くパーツの上まで持って行っておくのが良いです。
もちろん、スティックは下ろしたまま、低空飛行する感じで次のパーツの上へと持って行く。
当然、左手の方も、打ち終わったら、次のパーツの上まで低空飛行させます。
両手ともそれぞれ、もう片方の手のショットと、B.Dのダブルアクションが成されるまでの時間内で低空飛行させ、かつ、音を出す1音手前(1音とは16分音符1個分)で振り上がっている状態を作れるようにする、ということです。
 ただ、振り上げずに動かすという動きは、B.Dも含めた動きの間に行なうことは意外と難しいです。
パーツの移動は叩いたパーツの打面から振り上げながら次へと移動する方が、演奏のタイミングとしてはやりやすい。
前述の低空飛行のような動きは、スティックの振り上げ振り下ろしにプラスされる動きですから、その動きを作る分、やりづらいわけです。
ですから、まず、手の動きだけを練習して、その低空飛行の動きも加えて出来るようにした上で、B.Dのダブルアクションも加えた方が良いと思います。
フレーズ全体としては、やはり左手の音が弱くなりやすいですから、「左手=16分音符4つ目を一番強く打つ」つもりでプレイしましょう。

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2014年11月29日発行第544号掲載


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