Beat46・WEBドラム教室[19-26]

【バスドラムのダブルアクション02-08】


 前号の続きです。
前号のフィルインを正確に演奏するため、正確に出来ているかを確認するため、の形を今回は紹介します。
 譜面を見てください。
前号と比べて、1、2拍目が簡単になっていますね?
ダブルアクションの2打目だけ=8分音符ウラ、をキックする形にしてあります。
この1、2拍目の「感触」を忘れることなく、3、4拍目に移って頂きたい、というのが狙いです。
 8分音符ウラのキックのみであれば、ある程度強くキック出来ますし、拍の真ん中に音を入れることも難しくはないですね?
その「感触」、音の強さ、タイミングの正確さが、3、4拍目でダブルアクションを行った時も残っていれば良い、ということです。
 つまり、ダブルアクションの1つ目の音は、極端に言えば「オマケ」ぐらいの音量で良い、ということ。
ですから、1、2拍目のキックと、3、4拍目のダブルアクションの2つ目の音、これらの音量が一定になるように練習してください。
ただ、単に一定であるだけだと、ダブルアクションの1打目の音量の方が大きくなる可能性があるので、1拍目の段階から強めにキックをしてください。
そして、その音量がダブルアクションの2打目においても維持されれば良いわけです。
 ダブルアクションの1打目と2打目がまったく同じ音量になる、という場合もあるでしょう。
それはそれで良いのですが、出来れば1つ目は小さく、2つ目は大きく、というふうにコントロール出来た方が良いでしょう。
 2つの音の音量が同じ場合と、1つ目より2つ目の音量が大きいのとでは、ニュアンスが違いますね?
この両方が出来る方が望ましいです。
2つの音の音量を同じにして強くキックするのは、脚力が強ければ出来ます。
対して、1つ目と2つ目の音量に差をつけるのは、脚力のみならず、コントロールの問題でもあります。
ニュアンスの違いを使い分けられる、その両方が出来る、ということは表現の幅が広い、ということですから、是非、どちらも出来るようになってください。
 また、発展形として、拍のアタマの両手のショットを、様々に移動させてやってみましょう。
この場合、手の移動は、腕を伸ばすのと、左右の上半身の回転で行うようにします。
叩くパーツに目を近づけようとすると、キックに影響が出やすいですから、注意してください。

Copyright (C) 2006 Beat46 All rights reserved.


2014年11月08日発行第541号掲載


[→]次のページ[19-27]【バスドラムのダブルアクション02-09】

[←]前のページに戻る

【バスドラムのダブルアクション・メニュー】

[⇔]WEBドラム教室メニュー


Copyright (C) 2006 Beat46 All rights reserved.
Beat46ドラム教室