Beat46・WEBドラム教室[19-25]

【バスドラムのダブルアクション02-07】


 さて、今回は前号迄と関連づけて、ダブルアクションを使ったフィルインを紹介します。
 譜面を見てください。
 16分音符の2、3個目でのダブルアクションに変わりはありません。
前号の3、4拍目の動きとほぼ同じですが、利き手によるフロアタムの刻みは省いたものですから、難易度としてはこちらの方が低いと思います。
ですので、前号(前々号も同じ)の形でつまずくようなら、まず今回の形からやってみるといいでしょう。
 手の動きは、スネアとフロアタムで4分音符を叩く形なので、バスドラムをキックする足やビーターの動きが見やすいですから、その動きをチェックしながらやりましょう。
上手くキック出来るようになったら、視線を完全にキックから外してやってみることも忘れずに。
なぜなら、演奏中はキックの動きを見ながら叩くことは出来ないことが多いですから、当然見なくても出来るようにしておかなくてはなりません。
 今回のフィルインでの注意点はやはり、「3連符にならないようにする。」ということでしょう。
3連符とは、『1拍を均等に3つに割った音符。」です。(3連符については別途解説します。)
今回のフィルインは、拍のアタマを両手で叩き、16分音符の2つ目と3つ目でダブルアクションする形、つまり、各拍で16分音符をアタマから3連打する形ですから、最後のキックの音から次の拍のアタマ打ちまでは、16分音符1個分の間隔が開いていなければなりませんね?
口で言い表すと、「タドドッタドドッ・・。」とならなければならない。
 これが3連符だと、「タドドタドド・・。」となります。
特に、テンポが速くなって来た時に3連符になりやすくなるでしょう。
両手のアタマ打ちの後のダブルアクションの1打目も、速いテンポで繰り返すと遅れやすく、また、ダブルアクション自体も、2つの音の間隔が開きやすい。
このような理由から、1拍の中での3つの音の間隔が開いて行って、結果、1拍を3等分した3連符に近くなって行ってしまう、ということです。
 キックが遅くなったからと、次の拍のアタマ打ちを遅らせれば、テンポが狂いますね?
「拍のアタマの両手打ちと、ダブルアクションの2つ目の音が、均等に8分音符の間隔で並んでいる。」という形でキープ出来れば良い、ということです。
 次回に続きます。

Copyright (C) 2006 Beat46 All rights reserved.


2014年11月01日発行第540号掲載


[→]次のページ[19-26]【バスドラムのダブルアクション02-08】

[←]前のページに戻る

【バスドラムのダブルアクション・メニュー】

[⇔]WEBドラム教室メニュー


Copyright (C) 2006 Beat46 All rights reserved.
Beat46ドラム教室