Beat46・WEBドラム教室[19-23]

【バスドラムのダブルアクション02-05】


 前号では、6連符がベースになっている「ハーフタイムシャッフル」について述べました。お気づきの方もいるかも知れませんが、「6連符ほどはハネてないが、8分音符同士の真ん中よりは後ろに来る音符」というのも存在します。
ですが、これは譜面では表現出来ません。
こういうリズムや、ハーフタイムシャッフルについては、別途また解説をしますので、今のところは、「8分音符同士の真ん中に音が入る16分音符」をベースにコントロールが出来ること、を目的として話を進めます。
 では、譜面を見てください。
 3、4拍目で、16分音符の2つ目と3つ目でのダブルアクションがあります。
その3、4拍目では、スネアもアタマ打ちをする形です。
また、ハイハットの刻みの代わりに、フロアタムを8分音符で叩く形になっています。いわゆる、ジャングルビートの形です。
ハイハットではなくフロアタムにしたのには理由があります。
 まず、譜面通りにプレイしてみてください。
ハイハットを刻む場合と比べて、バスドラムとフロアタムの音がズレやすい、つまり、ピッタリ合わせづらいのではないでしょうか?
実はそれが今回のフレーズの狙いです。
ハイハットを刻む時は、あまり強く叩くことはないし、ハイハット自体の音が細く軽いので、バスドラムと少々ズレても目立たない、気づかない、というわけです。
バスドラムの音の方が圧倒的に強く太い音であるからズレても目立たない、とも言えます。
 しかし、フロアタムを叩くとなると、スティックのストロークも大きくなるし、音も太く大きくなりますね?
その結果、バスドラムの音とのわずかなズレも目立つようになります。
また、叩いて打面にスティックが当たった感触もハッキリ得られますから、バスドラムの打面にビーターが当たった時の、足に伝わる感触とのズレもハッキリ感じ取れますね?
つまり、スネアやタム、フロアタムを叩きながらバスドラムをキックする方が、手足のタイミングを揃えるための条件はシビアになる、ということです。
通常、スネアやタム、フロアタムでフィルインをする時、バスドラムはキックしないことがほとんどだったはずですから、不慣れである、とも言えます。
 まず、1、2拍目において、バスドラムとフロアタムの音がピッタリ重なるように練習しましょう。
そこがクリアにならないと、3、4拍目は上手く出来ないと思います。
 次回に続きます。

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2014年10月18日発行第538号掲載


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