Beat46・WEBドラム教室[19-22]

【バスドラムのダブルアクション02-04】


 さて、前号で述べた、「ウドドッ」と「ウッドドッ」の違いを理論的に解説します。
 譜面を見てください。
前号迄のものより、音符が細かくなっていますね?
今回の譜面は、「ウッドドッ」の方を表しています。
つまり、「ハネる」とはベースとなる音符が、16分音符ではなく、「6連符=1拍を6等分した音符」というわけです。
1拍を2等分した8分音符をさらに3等分した音符、と捉えてもいいでしょう。その方がわかりやすいかもしれません。
 どちらにしても、1拍を4等分する16分音符よりも細かいですね?
譜面の3拍目の、ハイハットの部分に注目して頂きたいのですが、6連符を3つづつに分け、8分音符1つを3等分した形にして、その1つ目と3つ目、4つ目と6つ目を叩く、という形です。
 そして、拍のアタマから数えて3つ目とその次の8分音符ウラの部分でバスドラムのダブルアクションを行うわけです。(2つ目は休符)そうすると、16分音符の時と比べて、ダブルアクションの1打目が後ろに来ることがわかります。
ただ、その次の8分音符ウラの部分は変わりませんから、結果、ダブルアクションの2つの音の間隔は狭まり、ハネたように聞こえるわけです。
テンポが同じであれば、4分音符と、それを2等分した8分音符は共通です。速さは変わらない、ということです。
それよりさらに細かい音符が変わって来るわけですね。
 こういうリズムを「ハーフタイムシャッフル」と呼んだりします。
シャッフルとは通常、1拍=4分音符を3等分した3連符をベースとし、その1つ目と3つ目に音を入れることを繰り返すリズムのことを言います。
今回のものは1拍の半分=ハーフタイム=8分音符、を3等分した音符の1つ目と3つ目を叩く(刻む)形なので、ハーフタイムシャッフルと呼ぶわけです。
 結論が最後になりましたが、このハーフタイムシャッフルになってはいけない、ということですね。
あくまでも、16分音符をベースとしたリズムであること。
つまり、ダブルアクションの1打目は、8分音符同士の真ん中(1拍の1/4のタイミング)でキックしなければならない、ということです。
その上で、ハネたリズム(ハーフタイムシャッフル)との両方を同じテンポで区別して叩き分けられれば良いのです。

Copyright (C) 2006 Beat46 All rights reserved.


2014年10月11日発行第537号掲載


[→]次のページ[19-23]【バスドラムのダブルアクション02-05】

[←]前のページに戻る

【バスドラムのダブルアクション・メニュー】

[⇔]WEBドラム教室メニュー


Copyright (C) 2006 Beat46 All rights reserved.
Beat46ドラム教室