Beat46・WEBドラム教室[19-19]

【バスドラムのダブルアクション02-01】


 さて今回より、バスドラムのダブルアクションの、2つの音を違うタイミングで入れる形を解説します。
 譜面を見てください。
 リズムパターンにおいて、「3拍目の16分音符の、2つ目と3つ目に連続してキックを入れる」形です。
16分音符の真ん中2つ、ということですね。
前号まででは、基本的に16分音符の4つ目と、次の拍のアタマ=16分音符1つ目で連続して入れる形でしたね?
ダブルアクションの2つ目が拍のアタマだということで、2打目が比較的強くキックしやすかったと言えますが、今回の形は、2打目が8分音符のウラ(16分音符3つ目)なので、少し強くキックはしづらくなります。
 今回のパターンの最大のポイントはまず、3拍目アタマ、つまりダブルアクションを行う直前の部分です。
この部分はハイハットの音しかありませんね?
ですので、例えば口で「ウ!」と発声して、3拍目のアタマのタイミングを明確にします。
そうすることで、その後のダブルアクションの、特に最初の1打目のタイミングを的確にしやすい。
この3拍目アタマのタイミングがぼやけると、次のダブルアクションのタイミングも狂いやすく、演奏のテンポ自体が狂ってしまいやすい。
 様々な演奏において、今回のように、拍のアタマの部分に、キックやスネアなどの強い音を入れず、その次にキックないしスネアを入れるような時は、その拍のアタマの部分で「音を入れたつもりになる」ということが大切です。
そういう意味で、口で「ウ!」と強く言う、ということ。
もちろん、聞こえるような大声を出してしまうとアンサンブルに影響が出ますが(バンドの他のメンバーが、何事か!?と驚く(笑))、要は歯切れよく発声する、ということですね。
そのアタマの発声と、次に続くダブルアクションの音を並べて表現すると、「ウ!ドドッ」という感じになります。
 今回からのこの16分音符2つ目と3つ目に入れるダブルアクションは、直前のアタマの「ウ!」という、入れたつもりの音もセットとして考えてください。
 次回に続きます。

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2014年09月20日発行第534号掲載


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