Beat46・WEBドラム教室[19-16]

【バスドラムのダブルアクション01-16】


 さて今回は、前号のフレーズが上手く出来ない人のための別メニューを紹介します。
 譜面を見てください。
キックは前号と同じです。
譜面上では、手の方が、前号と大きく変わったように見えるかもしれませんが、各拍で、前号よりも音が1つ減っただけです。
はい、各拍の16分音符の2つ目の音を抜いた形ですね。
そのことで、手は、クラッシュシンバルとスネアを交互に叩く8分音符の連打となり、その連打を行いながら、ダブルアクションを連続して行う、というコンビネーションになります。
 「リズムパターンでは、ハイハットを同様に8分音符で刻みながら、ダブルアクションが出来たのに、フィルインになると出来ないのは何故か?」という疑問が生まれると思いますが、これはやはり、同じパーツを叩き続けるか、移動しながら叩くか、の違いがあるから、ということでしょう。
パーツ間を移動することで、等間隔の音符の連打でも、わずかに狂いが生じやすい。
 そして狂いが生じる原因は、パーツ間の距離があるから、ということに加え、「パーツごとに打面の反発具合が異なる。」から、とも言えるでしょう。
 また、クラッシュシンバルは、タムやスネアを叩く場合と違って、スティックの先端のチップを当てず、そこから数センチ下の部分=スティックが太くなり始めている部分を当てますから、そのことからもやはり、音のタイミングに狂いが生じる可能性もあります。
 ただ、前号と比べると、片手=利き手のみの動きになるので、その分、その片手の動き、もしくはキックの動きのどちらかに意識が偏ったとしても、もう一方の、キックもしくは手の動きへの影響も少なくなるのではないでしょうか。
 譜面の通りの手の動きでも出来ない場合は、さらにスネアの音も無くして、手は拍のアタマ=4分音符でクラッシュシンバルを打つのみ、にしてみましょう。
ダブルアクションを行いながら、その2打目でクラッシュシンバルも叩いて、2つの音のタイミングをピッタリ合わせる。(当然、メトロノームともピッタリ合わせてテンポキープをする。)
このコンビネーションは、今後様々な形で出て来ますし、フレーズに立体感をもたらすことも出来ますので、是非ともマスターしてください。
 次回に続きます。

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2014年08月30日発行第531号掲載


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